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2011年06月27日
NEWショップ時代 ゆとりスペースの活用へ カラーワークス・ファクトリー&ショールーム(神奈川)
ストックヤードでありながらストックヤードを超えた多目的スペース。それがカラーワークス・ファクトリー&ショールーム(F&Sと略称)。開設したのは昨年11月。その有効活用はこれから。「東神田のカラーパレットを補完する形で新たな利用価値を創っていきたい」(秋山秀樹社長)。 ロケーションは東急田園都市線のつきみ野と中央林間の中間地点。周辺は瀟洒な住宅地。緑地や遊歩道も整備され、ミドルハイクラスの戸建住宅が並んでいる。
カラーワークスはこれまでストックヤードを分散保有してきたが、新拠点開設によりストックヤードと調色工場(ファクトリー)との一体化に加え、ショールームを併設したマルチ機能スペースとして立ち上げた。ストックはもう1カ所確保している。 「カラーパレットのオープン以来、また新たな顧客との接点ができ、業種を超えた交流が活発化しています。カラーパレットでは毎月、著名人とコラボした企画を進め、パーソナルな要素を加えた情報発信をしており、本当に領域を超えた内容がそこには盛り込まれています。例えば住空間に対するパーソナルな思いといった企画など」(同)。
こうした交流から「もっと深く知りたい」「実物を見てみたい」との声が上がり、カラーパレットを補完するショールームが必要になってきた。このためF&Sはリアル感を演出することに力を入れる。 英国のプレミアムペイント「ファロー&ボール」のオリジナル壁紙のショールームコーナーは圧巻。リアルで独創的なデザインのウォールリカバリングの世界を体感できる。
ファロー&ボールは英国の伝統色をベースにした独自のペイントカラーへのこだわりで、世界各国でプレミアムペイントの地位を確立。カラーワークスは7年前、F&Bの日本代理店権を獲得し、主にペイントを扱ったことのない異業種を中心にサプライチェーンを築いてきた。 そのためカラーテイストは深く落ち着きのある色調で、これまでのインテリアペイントのカラーイメージを一新するもの。カラーワークスが展開する中で「ファロー&ボールファン」ができ、一度はまると確信的リピーターとなるケースが続出。
ファロー&ボールの壁紙もペイントと同じレシピで造られ、量産が効かないスタイル。凹凸の深い型紙にインキではなくペイントで彩色されており、質感も通常の壁紙を超えたレベル。ショールームでは実物大の壁に多数のパターンを展示し、間接照明を当てることでファロー&ボールの世界をリアルに演出する。 「デザイナーの方もここに来て見て触れてもらえればサンプルにはない実感でイメージを刺激してもらえる」と秋山社長。
壁紙ばかりでなくファロー&ボールペイント、シャーウィン・ウィリアムズペイントなど、輸入ペイントのラックが並ぶ。談話室のようにテーブルを配し、天井が高いせいかゆったりとした雰囲気が味わえる。 正面奥のサイドに調色工場(ファクトリー)を配し、ストックヤードに続く。ファクトリーはオープンスタイルで、調色作業そのものをショーアップ。ベテランの調色マン2名がてきぱきと作業にいそしむ。 ストックヤードはコンテナー単位で輸入したペイントや副資材であふれる。埼玉にある倉庫でもストック能力をカバー。調色工場と一体化することで大量の調色ロットにもスピードをもって対応可能になった。
2階は応接スペースと事務所。1階のショールームと事務所スペースは余裕があるので、この活用が課題。「カラーパレットでは収容できない集客イベントなどを企画していきたい」(同)意向。 敷地は400坪あり、駐車スペースには乗用車で20台以上、コンテナートラックで直に進入できるゆとりもある。「ストックヤードというハード機能をベースにしたショールームという新しい発想で、カラーパレットにはない機能を創造していきたい」という。 ◇所在地:神奈川県大和市つきみ野1‐1‐40
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