2017/03/09 10:43

次世代の方向性探る オートサプ協 記者会見

オートサプライヤー協議会(ASカンファレンス)は10日、発足後初の記者会見を開き、山縣敏晴代表幹事(ユーキ塗料)は「会員相互の情報交換で信頼性を築き、次世代に向けたオートサプライヤーの在り方を考えていきたい」と抱負を述べた。また同席した西村勲太郎幹事(イズミコーティングス)は「1社ではできないテーマを抽出し、課題を共有化しつつソリューションを見出したい」と指摘した。
協議会は自補修用塗料を主力に扱う全国各地の塗料ディーラー8社で発足。年3回の会議で情報交換を図り、その中からテーマをまとめ、研修会などで課題解決を目指す。会見では具体的なテーマについて「信頼性をベースにしなければ何事も始まらない」(山縣代表幹事)と語り、具体策は未定の立場を示すにとどまった。
共同購買に質問が及ぶと、「利害関係ありきの会にしたくない。近い将来のテーマとなる可能性はあるかもしれないが今のところ想定していない」(同)と否定。「むしろ取引先との関係をより密接にしていく上で、協議会を役立てたい」との意向を示す。
全国のディーラーが情報を共有化することで、リアルな情報をスピーディーに取引先などにフィードバックできる機能を重視するとの立場。西村幹事も「エリア内の情報ではなく、全国レベルでの情報の共有化は我々にとっても非常に価値があるものだ」と強調する。
オートアフターマーケットはクルマ社会が激変していく中で、オートサプライヤーとしての将来の立ち位置を探る緊急課題がある。モノやサービスの供給そのものが抜本的に変化していく中で、「フィードバック機能を生かした商材・サービス開発のテーマも出てくるだろう」(山縣代表幹事)と発言した。
また、車体整備に向けて協議会は情報発信のスタンスを強めたいとしている。「人手不足・技能者不足が深刻化してくる中で、省人化や効率化ニーズが強まり、BP業者と手を取り合って課題を解決する方向を目指す」(同)とマーケット対応にも踏み込む。
更に流通再編にからみM&Aでの役割については「個別問題」としながらも、「情報共有でM&Aの動きをより早く察知できるメリットはあるだろう」(同)との見解。協議会会員は商圏が重複しないよう調整していく方針だ。
〈オートサプライヤー協議会〉事務局・ユーキ塗料内(東京都千代田区外神田3-2-6、TEL.03-3253-9771)△会員(発起人メンバー):高倉塗料興産、丸屋塗料店、ユーキ塗料、片桐塗料店、川北塗料、イズミコーティングス、近藤、第一塗料商会

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