2017/03/14 13:32

海外事業が牽引、収益改善に手応え 日本ペイントホールディングス

日本ペイントホールディングスの平成28年12月期連結業績は、売上高4,701億6,100万円、営業利益724億8,900万円、経常利益771億4,300万円、当期純利益347億8,800万円となった。昨年、決算期を3月31日から12月31日に変更したことにより、今業績は、概ね国内関連会社が平成28年4月1日から12月31日までの9カ月間、海外関連会社は平成28年1月1日から12月31日までの12カ月間となった。
田堂哲志社長は「営業利益率は、前年比で2.1ポイント増の15.4%となり、中計で目標としていた15%を1年前倒しで達成した」と収益改善の成果を強調。更に売上においても「主力の中国はトップシェアを誇る内装用塗料に加え、自動車用塗料も堅調に推移し、実質売上成長率は11%となった」とコメント。米州においても現地通貨ベースで増収増益を確保するなど、海外拠点の成長ぶりをアピールした。
一方、国内売上高は1,279億2,000万円と減収となったが「市場が伸びない中、徹底した原価低減活動により収益性が高まり、自動車、工業用、建築各分野のシェアアップにつながった」と評価。事業別の国内シェアについて同社は、建築・重防食22%(前年度比1ポイント増)、DIY含む建築25%(2ポイント増)、工業用32%(1ポイント増)、自動車用43%(2ポイント増)との見解を示した。
来期の通期業績は売上高5,400億円、営業利益810億円、経常利益840億円、当期純利益370億円と予想。国内においては生産体制の再構築の必要性に触れつつ「事業会社それぞれの経営の質を高めていく」とROIC(投下資本利益率)を経営指標として重視する意向を示した。
今期の期末配当金は20円。来期は中間20円、期末22円の42円を配当する。

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