Web特集
2005年07月25日
追随を許さない色と質感 “F&Bファンの輪”の広がり
英国F&Bの国内代理店となっているのはカラーワークス。ビジネスとしての商材以前にひと目ぼれしたのがスタート。「こんな内装材は他に例がない」(秋山秀樹社長)とほれ込んでしまった。これがカラーワークススタッフに感染し、顧客にうつしてしまうという魅力ある病原菌のような作用で広がってきた。
それだけにスタッフのセールストークには熱いものがある。自然と商品説明がその域を超え、一人の熱烈なファンのようなトークになる。この熱い思いがいったんクライアントに伝わると、もう病気に近い。設計士のなかには「F&Bでしか室内設計出来ない」と言い出す人も出る。
人を感染させる原因は圧倒的なデザイン性にある。素晴らしいデザインの商材ならいくらでも市場に出回っているが、絶対他にはマネの出来ない超絶性のあるデザイン性をF&Bは持っている。多言するより一見にしかずだが、そのアウトラインをなぞってみよう。
F&Bのペイントは原料から製法まで独得のこだわりがある。例えば使われている顔料そのものが独自の材料と製法で作られている。採石場から採掘され抽出された黄土などの天然顔料が中心。主流となっている有機顔料のような高輝度感とは無縁の色調を生み出す。いわばそれは深い水の底から漂ってくるような味わいがある。
カラーレンジは132色と決して広いとはいえない。しかし各色に歴史的な由来が付き、うち57色は英国のナショナルトラスト指定色という栄誉のオーラがある。
例えば「Pea Green」は18世紀の英国の流行色、「Picture Gallery Red」は19世紀を代表する美術館のウォールカラーに由来するなど。まさに古きを尋ねて新しきを知る世界がそこにある。
そんな説明を聞くと、かなり偏った色調をイメージしがちだが、F&Bは世界主要国に1代理店を原則としてネットワークを形成し、国柄や地域性を超えて愛好されているのだ。色調を試してみるには、100mlのサンプルポットが用意されているので、手軽に実感出来る。
前後したが、顔料と同じく塗料の製法も大量生産やスピードとは無縁の造り方がされている。分散には十分過ぎる時間をかけ、ろ過した「エステートエマルション」はVOCがゼロ。トルエン、キシレン、ホルムアルデヒドの放散は一切ない。国内のF☆☆☆☆を取得済み。当然臭いも全くしない。なめらかなエマルションペイントで、通気性に優れ、漆喰の上にも塗装可能。
F&Bはペイントと壁紙の相乗効果に魅力のひとつがある。通常の壁紙はプリント印刷されたものだが、F&Bの壁紙コレクションはF&Bのペイントを使って塗布されている。
壁紙の伝統的な製法に「ドラッグ&ストライプ」がある。底が開いた金属製の型枠にペイントを入れ、下の壁を引っ張って色・パターン付ける。機械的ではなく、手作業でパターン付けされている。文字通りの職人芸(わざ)の世界。その上で塗料をプレスしてデザインが刻印されているので、立体感があり、見る角度や距離によっていろいろな表情になる。
とりわけ照明を当てたときの効果は一見の価値がある。より生き生きとした表情を見せるのだ。つまり照明の当て方、例えば間接照明などの光の明暗をニュアンスとしてデザインに味をつける。このニュアンス性がとても個性的。親近感すら感じさせる温もりがある。
カラーワークスはこれまで東京・新宿OZONEのショールームを中心にF&Bを展示、販売するとともに、デコレーションサービスを展開してきた。ここでの展開で一定の成果が得られたところから、国内のF&Bネットワーク形成に着手した。主要都市でのF&B取り扱い店の募集、施工フォローの体制作りに入った。塗料販売店の他、インテリア関連など異業種からの関心が高まってきた。
ただ課題もある。F&Bのペイント、壁紙は単価的にもプレミアム。汎用的に売れる商材ではない。立ち上がるまでに時間がかかる可能性もある。そこでカラーワークスでは扱いの入門編としてサンプルポット販売を提案。小スペースで初期投資を抑えることが出来、F&Bのサンプルポット展示と壁紙の見本帳のみでスタート出来る。そして何よりもショップイメージを高める効果がある。
問い合わせカラーワークス(TEL03-5717-7080)