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2006年01月18日
最優秀賞は2年連続の快挙、佐野氏 第8回グッドペインティングカラー
同賞は日本塗料協会が色彩普及事業の一環として行っている公開コンペ。塗料・塗装を用いた優秀なカラープランニング作品の顕彰を通じて、塗料・塗装業界が「色彩提供産業」として情報発信し社会貢献することを目的に創設された。8回目を迎える今回は業界内外から合計44作品が寄せられた。
審査の結果、最優秀賞には佐野契建築設計事務所の佐野契氏、長根雅一氏、松田瑞季氏、真嶋慶信氏による「Sta-bld(スタビル)」(東京都港区)の新築物件が選ばれた。個性的店舗が点在する街において、巨大彫刻のような形態に鮮やかな黄緑色で塗装されたビルは新緑のイメージを放つ。外壁にはフッ素樹脂塗料と光触媒塗料を採用。審査委員の満場一致で決まった。佐野氏らは昨年も住宅兼アトリエの新築物件「A+tree+B」で最優秀賞を受賞しており2年連続は快挙。
優秀賞には3作品が選ばれた。日本ペイント販売の斉藤香津子氏「ラポールひばりが丘」(改修、北海道札幌市)、筑波大学大学院の南章子氏ら4名による「筑波大学自然学系棟B棟内部」(改修、茨城県つくば市)、山岡嘉彌デザイン事務所の山岡嘉彌氏「NoaH(ノア)」(新築、宮城県仙台市)が選ばれた。
優秀賞:「ラポールひばりが丘」◇斉藤香津子氏(日本ペイント販売)◇北海道札幌市
優秀賞:「筑波大学自然学系棟B棟内部」◇南章子氏ら4名(筑波大学大学院)◇茨城県つくば市
優秀賞:「NoaH」◇山岡嘉彌氏(山岡嘉彌デザイン事務所)◇宮城県仙台市
特別賞は4作品を選出。カラープランニングセンターの田邉学氏「新日本石油化学川崎事業所 万年塀」(改修、神奈川県川崎市)、アーキエアの二瓶渉氏ら2名による「sacos mother factory(サコスマザーファクトリー)」(改修、千葉県浦安市)、ケイエムディーの宮崎桂氏らによる「中部国際空港(セントレア)旅客ターミナルビル」(新築、愛知県常滑市)、鞍谷万樹設計事務所の鞍谷万樹氏「AMUSER(アミュゼ)」(新築、東京都中央区)が受賞した。
特別賞:「新日本石油化学川崎事業所 万年塀」
特別賞:「中部国際空港旅客ターミナルビル」
特別賞:「sacos mother factory」
特別賞:「AMUSER」
今年の特徴として、応募総数は微減であったが、業界内からの応募が減り業界外からの応募が増えた。例年以上に業界外応募者が新築、業界内応募者は改修作品への傾向が顕著となった。また、業界内の応募者ではメーカーからの応募が減少した。
総評として泉眞也審査委員長は「ただ単に塗装で目に付きやすくするという一般常識を覆して、表面やそこにある色彩がいかに大事かということを今後も社会に伝えていきたい」と総評。また、伊藤敏雄委員は「今年は変わった傾向を示す作品が出てきた。1色が持つ力、1色が語りかけるものが見られた点は素晴らしい。色の持つ深みを表現する作品に今後も出会える楽しみが増えた」と述べた。赤木重文委員は「全体的にはコンセプトと色が乖離している作品も多々見られた。コンセプトがあって色が出てくる」と評し、日原もとこ委員は「新築はかたちと色の融合、改修は色で勝負。大規模になるほど無難にまとめざるを得ないが、その中でいかにして新しさを出していくかを期待したい」とコメント。
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最優秀賞:「Sta-bld」◇佐野契氏ら4名(佐野契建築設計事務所)◇東京都港区