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Web特集

2006年07月23日

シリーズ: 先人に学ぶ

新連載 先人に学ぶ(1)

日本ペイント 片岡孝夫

はじめに

国産塗料工業の魁、日本ペイントの前身である「光明社」が創業してから、今年で125年を迎えました。この歴史をふり返ってみると、経営に携わってこられた先輩たちも、それぞれの時代に多くの苦難に遭遇しながら、強固な人間力でそれらを克服されてきたのがよく分かります。塗料業界人として、先人から何かを学び取っていただけるのではないかと、執筆依頼をお受けすることにしました。 拙文ではございますが、調査を進めながらの執筆となりますので、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

創業者茂木重次郎と兄春太
第1話

去る5月13日、京都府八幡市にある臨済宗妙心寺派の「円福寺」で5年おきに催す先人追悼法要を施行し、ご遺族・役員・社員等、計120人余りが一堂に会して物故者のご冥福をお祈りしました。


この席で創業者茂木重次郎氏の曾孫にあたる茂木重次さんと初めてお会いしました。すると重次さんは、「片岡さんのお話しぶりは、昔一度聞いたことがあるような気がします。『重次郎は一度話を聞いたらいつまでも忘れなかった』と祖母が話していましたが、私にもそんな遺伝子が伝わっているようなんです」と言われ、驚かされました。創業100周年の頃、当時中学生だった重次さんは、会社を訪ねて小畑千秋社長に自分の進路を相談したそうです。「激動の世の中、どう変化していくかは誰も読み取れない。他人に頼らず、自分の責任で、自分のやりたいと思うことに挑戦しなさい」と指導され、部屋に通され色紙を書いて頂いたと言われるのです。小生が秘書をしていたときなので、少しは言葉を交わしたかもしれませんが、残念ながら全く記憶にありません。


20060628-4-1.jpg茂木重次郎胸像20060628-4-2.jpg重次さん

その後、歴史を記録して後世に伝えることの大切さを話したところ、「勤務先でも今それに取り組んでいます。出来る限り協力しましょう」と約束して下さいました。その後、双方が集めた情報を交換整理してゆくと、感動的な事実が続々と出てきました。(つづく)

◇今号から片岡氏による新連載企画「先人に学ぶ」がスタートしました。歴史調査を通じて知り得た業界の隠された事実やエピソードなどを紹介する予定です。ご期待下さい。
(編集部)


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