Web特集
2006年12月05日
R‐M認定トレーナー制度を公開 希望者が急増、機能強化につながる
R‐M認定トレーナー制度は2001年6月にスタート。R‐M補修システムのユーザーへの周知が狙い。特に昨年から今年にかけて認定トレーナーへの参加要望が強まってきた。これまでに38社43名の認定トレーナーが誕生。来年中には60名を超える見込み。 同社は今年7月の全国販売店会議において2つのメッセージを伝えている。ひとつは販売店・ユーザー支援による共栄を目指す。もうひとつは2010年には補修シェアでトップ3になること。「このためにはいろいろな課題を乗り越えていく必要がある」(同)ことを認める。
認定トレーナー制度は課題克服のためのひとつと位置付けられている。特に自動車塗料並びに補修とコイルコーティングをコア事業とする同社にとって、新車と補修分野でのシェアアップは至上命題。アジアのハブ拠点として3分野に注力していく方向にある。 また、同制度は水性補修システム「オニキスHD」の販促を支える役割がある。「水性を定着させていくためにはテクニカルサービスの充実が重要」であるためだ。今後投入される環境製品についても認定トレーナーの資格者のいる代理店を通じて優先販売していく方針を明らかにしている。
同社は水性システムとして近くハイソリッドタイプの低VOCクリヤーを投入する。「前年比でオニキスは233%以上急伸、新規クリヤーを投入することで水性システムでトップシェアの地位を更に確たるものにしたい」(山田部長)と水性化の流れを呼び込むことで差別化につなげたい意向。
同社は認定トレーナーの資格取得条件として、R‐M扱い販売店であることの他、R‐M製品の拡販意思、商品知識、技術アドバイス力、新規ユーザーに対する導入指導やセットアップ時の設置能力を挙げる。取得希望者に対しては、まず1時間程度のペーパーテストを実施。研修後のテストも実技を含む内容で「安易に認定を乱発しない」スタンスにこだわる。
一方認定トレーナー制度のユーザーのメリットとして、トラブルへのすばやい対応、サービス力の強化、作業改善などの提案、環境問題への対応、情報の伝達などを同社は挙げる。 更に今年中には「プレミアムトレーナー制度」を立ち上げる予定。認定トレーナーのスキルアップを図る。テクニカルレベルは実車塗装ができ、塗装作業のスペースを有し10‐20名程度の座学可能な研修スペースが必要。「今年の末までにスタートさせたい」(同)としている。
販売店活性化の効果も
記者との一問一答は次の通り。
まず顧客に対して自信を持って提案できるようになり、デモンストレーションをするにしても非常に積極的になる傾向がある。このことがひいては社内を活性化させることにつながる。実際のところ複数の認定トレーナー資格者のいる代理店が増えてきている。当然のことながら新規の顧客獲得という成果が出ている。
我々としてはユーザーを含めた三者が共有できるメリットを追求していく上で、この制度がキーになると考えている。テクニカルサービス力を販売店が身につければ、セールスそのものの質的向上が図れるものと期待している。
無理やり押しつける制度ではない。我々としては技術サービスの重要性を認識している販売店を中心に導入を進めたい。研修費(1名10万円)や4日間の拘束を考えると、販売店も安易に参加することが難しく、それだけモチベーションの高い希望者に参加していただいているということだと思う。
年1回の全国大会の他、ブロック別に資格者のスキルアップを図っていきたい。情報交流に加え、資格者同士が刺激し合うことで士気を高めていく場を設けたい。
認定トレーナー水性研修を見る
R‐M認定トレーナー研修の3日目の実技研修が公開された。水性ベースの「オニキスHD」のブロック塗装とハイソリッドの「CPクリヤー」塗装。今回の参加者は8名。
トレーナーから製品説明を受ける。ハイソリッドクリヤーは粘度が高いので「(溶剤系の)半分の感覚で吹くことがポイント。3回を1.5回に収める感覚を実感してほしい」との説明。
ブース内で参加者がスプレー作業を行う。トレーナーからは「もう少しガンを近づけて、ハイソリッドなどの吐出条件の設定をしっかりと」などのアドバイス。
水性ベース「オニキスHD」は水性塗料の先入観を打破するパフォーマンスを見せ「もっとダレやすいのかと心配していたが、温湿度のコントロールをきちんとやれば案外使いやすく、メタリックの仕上がりはむしろ良くなる。臭気はほとんど気にならない」と参加者は感想をもらしていた。