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Web特集

2007年02月13日

シリーズ: 水性自動車補修塗料システム

水性導入のための基礎講座・日本ペイント 水性自動車補修塗料システム(13)

(3)色相環
「赤」と「黄」は全く別の色ですが、この2つを任意の割合で混合すると「橙」に、「黄」と「緑」を混合すると「黄緑」というように、色相はつながりあってひとつの輪をつくります。これを色相環といいます。


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(4)補色
色相環上で相対する色は、互いに補色の関係にあります。
調色していて赤みを消したい場合、青緑を加えると赤みが消え、また黄みを消したい場合は、青紫を加えると消えます。
この補色の関係を利用した塗色もあります。
しかし補色の関係を頻繁に利用すると、彩度が低下し色相も変化してくるので注意が必要です。
(5)光源の演色性
光の種類が変わると、色が変化して見えます。このことを、光源の演色性といいます。
同じ色でも、光源が変わるとそれぞれ微妙に色が変わって見える現象は、光の波長分布が原因で起こります。
※太陽の下で赤い色の車を観察後、白熱電球で見ると太陽下より赤みが少し強く見えますが、これは太陽に比べ長波長域の光を多く含んでいるためです。蛍光灯は短波長域を多く含んでいるため、この逆の現象が起こります。


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3.3.1(b)調色工程に必要な機器類
ここでは、調色作業を行うために必要な機器類について、水性塗料使用の場合の留意点とともに説明します。


1)乾燥器(オーブン)
テストピースの乾燥に使用します。乾燥温度は製品の仕様によりますが、概ね60℃前後の設定です。
水性塗料の場合は、塗り重ねごとの塗膜中の水分を飛ばすために、加熱に加え温風が出るタイプを使用することが調色作業時間の短縮につながります。


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2)アジテーターカバー
塗料中の顔料や樹脂・溶剤・添加剤を均一に攪拌するための機器で、1L丸缶用と4L丸缶用の2種類があります。
原色の缶に直接装着して、上部ハンドルを手で回して攪拌するタイプ(右図)とミキシングラックにセットすることで自動攪拌ができるアタッチメントが装着してあるタイプがあります。


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3)ミキシングラック
自動攪拌用アジテーターカバーを装着した原色を保管します。メーカー及び機種サイズにより保管できる数量は異なりますが、大体の数量は、1L缶×70~80個、4L缶×5~7個程度保管できます。
電動(100Vまたは200V)モーターにより全数の塗料缶を効率よく攪拌することができます。
水性塗料用としては、この攪拌機能の他に、塗料を適温に保つ保温機能がついているタイプが発売されています。


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4)テストピース
調色途中の塗料の試し塗りを行う板です。
ブリキ板・マグネットシート・専用塗り紙などがあります。
自動車ボディにあてがって色の確認を行うため、一般的には、専用塗り紙を使用するケースが多く見受けられます。調色経過の色変化が見える、裏面に使用原色配合を記載することで同色の調色時に利用できるなどのメリットがあります。
この専用塗り紙は溶剤塗料用・水性塗料用と2種類あり、水性用は水分による紙の膨潤を防ぐため樹脂コーティングが施されています。
5)調色用ライト
雨天時や室内で色の確認を行うときに、太陽光の代わりに使用します。
太陽光に近い波長分布を持つライトを選択する必要があります。


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6)原色配合表
自動車ボディカラーNo.別に原色の配合割合を記載しているファイルをいいます。
FAXでの問い合わせ、またはインターネットからの検索もできるようなシステムがあります。


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7)原色カラーカード
各原色の特性を知るためのもので、原色に白を混合したもの、メタリック原色を混合したもの、そして原色自体の3種類のカラーチップを貼り付けたものです。調色する際には必需品です。
8)エアスプレーガン
圧縮空気を使って、塗料を霧状に噴出して塗装する機器で、塗料の供給方式の違いにより、重力式・吸い上げ式・圧装式の3種類があり、自動車補修の分野では重力式と吸い上げ式の2種類が使われています。
水性塗料に使用するガンは、錆対策として下記の構造図に示す塗料が通過する部分がステンレス化されています。(ノズル・ニードルバルブなど)
※水性塗料対応のスプレーガン及びカップを使用してください。
重量式:ガンの上に塗料カップがあり、圧縮空気を噴出したときに塗料ノズル先端部に生じる負圧と重力により落ちてきた塗料を霧状にします。


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吸い上げ式:ガンの下に塗料カップがあり、圧縮空気を噴出したときに塗料ノズル先端部に生じる負圧を利用して塗料を吸い上げて霧状にします。


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79)ペイントストレーナー
スプレー塗装する際に、塗料中の不純物をろ過するために使用します。
塗料の種類によって使い分けが必要です。顔料粒子の大きい、メタリック原色・マイカ原色が配合されている調色塗料は、目の細かい物を使用すると目詰まりを起こすからです。
更に、水性塗料の場合は 濾紙を接着している糊が剥れやすいため、水性専用のストレーナーを使用します。


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10)容器類
塗料に硬化剤やシンナーなどを混合するときや、調色などを行うときに使用します。
プラスチック製(ポリプロピレン/PP)の使い捨て容器の使用が多く見られます。


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11)計量器
原色の計量、塗料に硬化剤やシンナーなどの希釈剤を計り込むときに使用します。
原色の計り込みは、直接調色精度にも影響がありますので、0.1g単位で計れる、混合割合の計算が容易にできる、操作性が簡単などの点を考慮して選ぶ必要があります。


3.3.1(c)調色の基礎知識
1)塗料のムダを生まない調色のポイント


(1)配合量の多い原色から順に調色用カップに入れることで、求めるボディカラー色の方向に早く近づくため、調色時間が短縮できます。更に、配合量が多少増減しても、色のずれが小さいため修正に使う塗料量も少なくてすみます。

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