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Web特集

2007年07月25日

シリーズ: ペンキ屋から塗装ビジネスへ

ペンキ屋から塗装ビジネスへ ‐年商3億円への歩み‐(5)

アルカス 真仲一成

第4章 素人職人からのスタート

"ブローカーではなく、自分で契約して自分で完璧な仕事をしよう"と始めた塗装店でしたが、施工においてはまったくのずぶの素人でしたので、初めは色々と苦労しました。 まずトラックや足場を買って道具を揃えるところまでは、簡単にできたのですがその後が問題です。使い方が分かりません。そして昼間に足場の架かっている家の写真を何枚も撮り、研究しました。疑問点があると、夜でも足場の架かっている家を見に行ったほどです。 理論上で理解し、実際に現場で行いました。「大体何mでこの単管を入れてクランプはこのように使ってと...」とすべてがすべてぶっつけ本番でした。初めての足場組み立ての日には地元の後輩に手伝ってもらい、丸1日かかって、どうにかやり終えることができました。大変みすぼらしい足場でしたが、今思えば良い思い出です。

その後は洗浄です。これも当然、初めてのことでしたので試行錯誤を繰り返しました。またローラーの使い方も、刷毛の使い方も塗料の希釈の方法も、何にも分かりませんでした。恥ずかしい話ですが、ホームセンターの塗料売り場を何軒もはしごして知識を増やしていました。また店頭によくある『はじめてでもできる ペンキの塗り方読本』を手に取り、隅から隅まで熟読するというあり様でした。

素人がそれなりのお金をもらってプロとしてお客さんの家を塗装していたのですから、今思えば無謀でした。若さとは恐ろしいです。最初の頃のお客さんには今思うと「本当にごめんなさい」という気持ちでいっぱいです。今でこそ言えますが、大きな失敗もたくさんしました。なんせ修行したことのない人が塗装するのですから。

そのほか、色をきちんと調色できなかったり、補修がきちんとできなかったり、目も当てられません。それでも、何件か工事を繰り返すうちにうまくなっていきました。なんとか塗装工事店として世間に胸を張って、仕事ができるようになりました。 これが私の塗装店(職人)としてのスタートです。多くの方は、職人として仕事を覚えてから独立することが多いと思いますが、私のような営業から塗装店を独立した稀なケースだと思います。

第1章から今回までで私がどのようないきさつで皆さんと一緒の土俵(ブローカーでなく職人として通用できる)に上がれるようになったのか。過去においては、まったくの素人だったということがお分かり頂いたかと思います。 さて、いよいよ次号からは、自分が実際に塗装店としてまた職人として、いかに年商3億円までに成長させることができたのか、また売上の拡大によってどのような取り組みをしてきたかについてお伝えしていきたいと思います。

 

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