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Web特集

2007年07月26日

トピックス 「ノンロット」新タイプが好調 低臭、テープ付きなど現場で評価 三井化学産資

三井化学産資が昨年11月に投入した木材保護塗料「ノンロット205N Zカラーシリーズ」が発売以来、前年比2ケタ以上と順調に販売量を伸ばしている。同社の開発コンセプトは"木造建造物をいかに美しく維持して守るか"。従来品の含浸性と撥水性を保持しつつ、耐久性を格段に向上させたのが特長。同社が見据えるのは塗り替え市場の拡大。新製品の特長と合わせて、木壁住宅が多く占める九州地区のユーザーの評価を聞いた。

同社が木材保護含浸塗料と位置付ける「ノンロット205N Zカラーシリーズ」は1)耐UV2)超撥水3)防腐・防カビ・防虫の3大特長を掲げる。 耐UV性においては、化学メーカーである同社の技術を駆使した特殊顔料を木材に染み込ませることで、紫外線を反射。色あせやひび割れの原因となる木材成分中のリグニンの劣化を防ぐ。

また超撥水性においては、外部からの雨水などの水分を木材内部に染み込みにくくするのと同時に、染み込んだ水分を速やかに吐き出し、乾燥させる機能を有している。「フッ素やシリコンなど膜による撥水性とは違い、通気性を有した撥水力が技術ノウハウになっている」(担当者)と、木材の腐食の因子となる水分を内部に溜めない塗料設計を施したことが差別化となっている。 これらの含浸性と通気性が高温多湿の日本の施工条件にも適応し、かつ同社が全面に打ち出す"木の香り"を引き出す要因となっている。防腐・防カビ・防虫においても、3種類の薬効成分が木材内部に深く浸透し、効果を発揮する。

塗り替え仕様の確立へ

同社が木材保護塗料市場に参入して11年が経過した。その間、製品開発においては"木材には浸透タイプの油性が最適"との姿勢を崩すことなく、今後も一貫していく意向を示す。しかしながら、木材保護塗料市場は横バイ傾向が続いている。市場を拡大させる上で「これまで各社、新築を中心とした初期塗装物件を対象に競争を繰り広げてきたが、塗り替え施工の推奨と仕様の確立が重要になる」と、メンテンス市場への展開が飛躍の鍵になると位置付ける。


一般の外壁用塗料などと比べて、木材保護塗料の耐久性は2-3年(メーカー推奨)と極端に短い。現場環境においてはそれも一概ではなく、耐久性の確保は各社の抱える技術課題となっている。施工後1年後に再塗装すると、その後の耐久性が格段に向上すると言うものの、施主の負担が大きく実際には行われていないのが現実だ。


その中で同社は、木造建築物の美観維持には、塗り替えに適した塗料や耐久性の確保が欠かせないと、新製品の開発を積極化させている。今回の「ノンロット205N Zカラーシリーズ」もまさにそれらのコンセプトによって開発されたもので、推奨塗り替え年数は4-5年、2回目の塗装によってトータル10年の耐久を可能にしている。
今後は「塗料単体だけではなく、下地処理を含めた工法の開発にもトライしていきたい」と意欲を見せる。

ユーザーの声(1)
吉村塗料店西福岡営業所(福岡)
取締役所長 柴田三善さん>


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新製品を販売する際には、必ず自分で試し塗りをするようにしている。初めてノンロットを使った印象は、塗料に粘りがなく、とにかく刷毛滑りが良く、塗りやすいと感じた。またF☆☆☆☆を取得しており、かつ臭い残りもないことから、改修物件をメインにユーザー様に推奨するようにしている。
改修の際は、木材が劣化していることで、塗料の吸い込みが多くなる。それがムラを生じる原因になるが、当社では、まずシーラーを塗布することで木材内部の含浸を止め、吸い込みムラを防止する仕様を独自で開発した。販売店とはいえ、いかにユーザー様に不具合がない仕事をしてもらえるかが大事だと考えている。また撥水性も効果が一目で分かるように自らサンプル品を作った。耐候性についても、現在暴露試験を実施している。

ユーザーの声(2)
渡辺塗装(福岡) 
渡辺 力さん


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ノンロットの評価できる点は、テープ付きが良いこと。軒天などの塗装の際、みきりを打つときにテープを貼るが、乾燥性が良いため、翌日にはテープが貼れる。次工程への作業が早くなる他、プロとしての仕上がりを発揮するには、テープ貼りが重要な要素となるからだ。
また臭気が少ないのも良い。近隣住民が臭いに対して敏感になっており、これまでのような臭いのきつい塗料は使いにくくなっている。施工後の臭いの抜けも良いように感じる。
これらのことから当社の発注元である工務店にはすべてノンロットに切り替えてもらった。
またメンテナンスについては、施主自身に塗ってもらえるように材料を置いていくようにしている。


 

ユーザーの声(3)
霜田塗料産業(長崎)
営業部長 正崎隆弘さん


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長崎県でも和風の木造住宅は多い。現場では設計側からメーカー指定もあるが、指定がない場合はノンロットを推奨するようにしている。防腐・防カビ・防虫効果があり、F☆☆☆☆でもある。また乾燥性が速く、臭気の問題もないことは大きな利点となっている。
体や環境に良いものをお客様に提供することは販売店の役割だと思っている。
塗り替えにおいては、南面、西面は紫外線が強いため変退色が起こり、北面はカビの発生と4方角面とも違う劣化状況になる。そのため同じ色調の仕上げには難しさがある。洗いや研磨を挟むとコストが膨らむが、こちらの職人は綺麗に仕上げたいというプライドが高い。下地処理は丁寧にする傾向がある。それほど木部の仕上げは難しい。こちらでも木部塗装ができる業者は限られている。

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