2013/05/01 18:00

工業塗装ラインのホコリ対策(第1回) 平田技術士事務所 代表 平田政司

平田技術士事務所 代表 平田政司

みなさん、こんにちは。塗装技術コンサルタントの平田政司です。今回から「工業塗装ラインのホコリ対策」というテーマで連載を書きます。
一般に工業塗装の外観不具合の約6~8割がゴミ・ブツです。そのうちの主なものが、いわゆるホコリです。塗装設備のホコリ対策は、工業塗装経営にとって永遠の課題です。なぜなら、なかなか無くならないからです。


私はその原因は、見えていないことにあると考えています。つまり、ホコリも、そのホコリが漂う空気も、目に見えないからです。更には、よく観察すれば見える現場の状況も、毎日の作業の中で目に映らなくなっているということもあります。
そこで私は工業塗装ラインのホコリ対策に、「見える化」を提案します。
では「見える化」ができるとどのような事が起こるかというと、日々のOK品の出来・不出来が見えるようになります。ラインの健康状態も見えるようになります。対策に対する効果も、不具合の原因も見えるようになります。


ですからいままでのようなモグラ叩きではなく、「見える化」で対策と効果を見比べながらホコリの原因をつぶしていくことをお薦めいたします。


では最初に、不具合成績の「見える化」から始めます。不具合成績とは、外観不具合の数値化のことです。塗装数は日々変動しますので不具合の数ではなく、不具合%を管理するのが適切です。日々の不具合%が計算できるようになると、現場の変化が見えるようになります。
次回は検査記録の付け方をご紹介いたします。

◇平田氏プロフィール

1957年生まれ。1981年、鋼板メーカーに入社以来、塗装技術者としてコイルコートから家電、自動車部品に至るまで現場での業務に携わり、数々の塗装ライン構築、技術開発を手掛けてきた。2005年に独立し、技術士事務所を開設。技術士会や各種団体での講演も豊富で、製造管理から研究開発、クレーム処理まで数多くの経験談及び失敗事例や成功事例は役立つヒント満載。塗装技術ブログ「金属部品 塗装技術コンサルティング最前線」は業界随一のアクセス数。

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