三井化学、丸善石油化学、東洋エンジニアリング、双日マシナリーは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が公募した「グリーンイノベーション基金事業/CO₂等を用いたプラスチック原料製造技術開発/ナフサ分解炉の高度化技術の開発」 の実証事業において、4社共同で申請し、採択された。

この事業はナフサ分解炉において、従来メタンを主成分としていた燃料をアンモニアに転換することで、燃焼時に発生するCO₂を限りなくゼロにすることを目標としている。

実証期間は2021年度から2030年度までの10年間を想定しており、最終年度にはアンモニア専焼商業炉での実証を完了し、社会実装していくことを目指す。

プラントの運転や建設、機器製作を通してエチレンプラントの知見や技術力を有している4社が一丸となって取り組むことで、アンモニア専焼炉の社会実装を目指し、石油化学業界全体のCO₂削減に貢献する。