中国塗料は7月、バイオエポキシ樹脂塗料「CMPノバ2000(Bio)」が運搬船に採用されたと発表した。
採用されたのは、警固屋船渠(本社・広島県呉市、社長・久留島匡繕氏)で建造される液化アンモニア運搬船のバラストタンク。同社によるとマスバランス方式によるエポキシ樹脂塗料が船舶向けに採用されたのは世界初。塗料1トンあたり約660kgのCO2排出削減効果が得られる。竣工は来年5月を予定している。
「CMPノバ2000(Bio)」は、国際持続可能性カーボン認証(ISCC PLUS)を取得した製品。同じ認証を取得した三井化学のバイオエポキシ樹脂を採用し、バラストタンク用バイオエポキシ樹脂塗料として開発した。
同社としては、低燃費型防汚塗料「シープレミア2000PLUS」と合わせ、塗料製造時及び就航後のCO2排出削減技術として普及拡大を図る。