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「色彩」で産業のパラダイムを変える "新生"COLORMONY発進

日本ペイント

日本ペイントの新たなカラーブランド「COLORMONY(カラモニー)」が本格始動した。同社オリジナルの塗料色彩で、すべての人に新しい色彩体験を提供して色彩への関心を喚起、塗料・塗装の価値向上と需要の創出を目指す。その第1弾となるスペシャルイベント「COLOR IS LIFE」を8月26日、都内のイベント会場で開催。建築設計やデザイナーを招いて塗料の色彩の魅力を発信するとともに、パートナーとして期待する塗料販売店に向け、新たな価値の協創を呼び掛けた。

 


始めのあいさつで登壇した榎本朋夫社長は、「"COLOR IS LIFE"この言葉には私たち日本ペイントがこれからの時代に届けたいメッセージが込められています」とイベントのタイトルについて触れ、「色は空間を演出し、人の気持ちを動かし、時を綾取り、やがて文化になります。私たちは、色が暮らしや空間に確かな新しい価値を与えると信じています。これからのカラーコミュニケーションを司るブランドとしてカラモニーを発表します」と宣言、同社の新たな挑戦が始まった。

COLORMONYは、色の魅力で塗料・塗装の価値の向上と需要創出に挑むカラーブランドだ。
色には人の心に直感的に響く感性価値がある。ファッションやメイクや小物、カーテン、家具、食器など身の回りのものからクルマに至るまで、人の消費行動を大きく支配するのが色だ。

ところがその色の価値が、色材の代表格であるはずの塗料に宿っていなかった。「皆さん、"塗料"という言葉は知っているものの、一般の人からすると単に色のついた液体でしかなく、色の魅力には必ずしもつながっていなかった。そうした半製品ゆえのハンデを埋め、塗料と色の魅力をダイレクトにつなげるのがCOLORMONY。このブランドを発信し、覚えていただくことで塗料の新たな世界観をつくっていく」(榎本社長)と狙いを語る。

そのため、塗料の色彩としての魅力を伝える環境整備を進める。まずは、建物の施主や発注者と向き合う設計士やデザイナーに向け、色材としての塗料をインスパイアする環境整備。今回のイベントでその一端を紹介した。

その1つが、1,300を超える色数を搭載したカラーファンデック(色見本帳)。日塗工標準色の倍以上の色を搭載した、海外の塗料メーカーの色見本帳にも引けを取らないファンデックだ。中濃彩の冒険的な色域を大幅に追加し、色にネーミングを施してストーリー性を持たせるなど設計やデザイナーに色選びの喜びを提供、色材としての塗料への関心を喚起する。

また、COLORMONYの発足にあわせてルックブック(事例提案集)も整備。建築物ごとの色彩意匠提案を事例写真で紹介し、設計やデザイナーのプランニングに役立てる。

更に、今回のようなカラーイベントを今後も継続。設計士やデザイナーを招いて色彩体験を提供し、コミュニケーションを深めて距離感を縮める。今回のイベント「COLOR IS LIFE」では、建築家の中山英之氏や藤原徹平氏、グラフィックデザイナーの田部井美奈氏といったトップランナーをゲストに招いてトークセッションを展開。作品づくりと色との関わりについて多彩な角度で展開する話に耳を傾けた。

そして今回、来場者にとって新鮮な色彩体験となったのが"調色パフォーマンス"だ。自動調色機の「CANシステム」の新型機を会場に持ち込み、調色作業を披露。コンピュータ制御によるスマートな調色作業は、設計士やデザイナーがこれまで抱いていた塗料へのイメージを一新。色への関心を掻き立てるパフォーマンスとなった。

こうした一連のプレゼンテーションの後に第2部として立食による交流会に移行。設計やデザイナーの他、全国から駆け付けた塗料販売店の経営者らも参加して歓談、日本ペイントの新たな挑戦に期待を寄せていた。

色を基点にバリューアップ、需要創出
日本ペイントが、塗料・塗装産業の新たなフェーズを開こうとしている。「色」を基点とした塗料・塗装の付加価値化であり需要の創出だ。国内の塗料メーカーがこれまで見過ごしてきた「色による市場開発」に本腰を入れる。

業界はこれまで、塗料の性能アップと機能付加の方向を追求してきたが、それも限界に近付いている。人口減少社会で総需要が減っていく中、塗料の耐久性アップは逆に需要の減少を加速させ、自縄自縛のループにはまる。

一方で、感覚的な価値の「色」には限界がない。人々が持つ色の価値と塗料を結びつけ、「この色で家を塗り替えたい」「この色の空間に身を置きたい」といったニーズを引き出せれば、塗料の本来的な価値の「色彩」を軸にしたビジネスが拓ける。そのトレンドを創出するマーケティングに同社は挑む。

今回始動したCOLORMONYは、塗料販売店をプラットフォームとした以前のそれとはスタイルを変え、日本ペイントが主体となって塗料の色彩の価値や魅力を発信していく"新生"COLORMONYだ。

塗料販売店はむしろ、同社が目指す世界観を協創するパートナーとしてタッグを組む。イベントの中で調色作業をクリエイティブなパフォーマンスとして演出したのも、塗料販売店の調色機能に注目させたい狙いがある。色づくりのプロセスさえも、市場にとって新鮮な色彩体験に押し上げる。

色を基点に塗料・塗装産業のパラダイムシフトを達成できるか。その動きに注目が集まる。


新生COLORMONY発進
新生COLORMONY発進
色彩で塗料の未来を拓くと榎本社長
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多くの設計士やデザイナーが関心を寄せた
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