CO2排出量を算定、国際規格EPDに対応

日本ペイント

 「サーモアイシリーズ」をはじめ、建築用の各ブランドで遮熱塗料を展開する日本ペイント。昨年末に発表した塗料・塗装におけるCO2排出量算定サービス「SUSTAINA SYSTEM(サスティナシステム)」をスタートした。
 同システムは、「塗料」「塗装時」「塗装後」のいずれか3つの観点でCO2削減効果のある製品を算定するサービス。「塗料」の算定は、第三者機関・SuMPOの算定ルール(PCR)に基づきカーボンフットプリント算定する精度の高さが特長で全製品での算定対応が可能。「塗装時」「塗装後」の算定は、同社独自の手法により算定され「サーモアイSi」の他、「グランセラシリーズ」や重防食用塗料「ダンジオーラシステム」、自動車補修用塗料「naxプライムクリヤーシリーズ」の各分野の主力製品に対しても意欲的にCO2排出量の情報開示に対応する。
 建築物におけるカーボンニュートラルの取り組みが水面下で進む中、企業需要家の取り組みをバックアップするのが今回の狙い。国際規格の環境ラベルプログラム「EPD(タイプⅢ環境宣言)」に則り、CFP算定ルール(SuMPO承認に基づく)を確立したインパクトは大きく、「企業やゼネコンからの問い合わせが急増している」と新たな付加価値を見出した。
 現在のところ「EPD」に対応するのは、「サーモアイSi」クールホワイト色のみだが、同社としては顧客の要望に柔軟に対応する方針。「将来的には環境性能が価格、品質を上回る時代になるだろう」(担当者)とEPD対応製品の拡充を進める意向を示した。