オキツモは、フッ素を含有しないゴム用潤滑コーティングを開発し、8月下旬にプロトタイプとして発売した。

開発したのは「NTBX-139」(プロトタイプ)でパッキンやガスケットなど滑り性が求められるゴム製品が主な用途。潤滑性を付与するためこれまでフッ素が用いられることが多かったが、同品はシリコーンオイルを活用し、潤滑性、非粘着性を確保した。静摩擦係数は0.13~0.17、動摩擦係数は0.05~0.07。食品衛生法に適合し、炊飯器や水筒などでの使用に適応する。

同社としては、「欧州・米国におけるPFAS規制案などの影響により、フッ素を含有しない材料が求められる機会が増えた」とフッ素代替製品として訴求する意向。
容量は10kg。色調はクリアー、黒、白。適用基材は、NR、NBR、EPDMなど。