オキツモは2月下旬、インド市場の販売強化を図るため、現地法人「オキツモ(ペイント)インディア」(代表者・瀧野寛氏)において技術ラボを開設、それに伴い現地オフィスを移転した。

インドは13億人の人口を背景に高い経済成長率を維持しており、同社の需要先であるオートバイの生産台数は年間2,400万台とこれまで首位だった中国を追い抜き世界第1位の生産国となっている。

近年は、インドの厳しい排気ガス規制により触媒付きマフラーの装着が義務化。同社が主力とする耐熱塗料においても500℃以上の高温に耐え得るマフラー用塗料のニーズが高まっているという。

そこで同社では、日本人技術者の常駐とともに、耐熱性試験など塗膜性能評価や塗料性状分析が実施できる技術ラボを構え、タイムリーな塗装指導やアドバイスを実施していく方針。技術サービスを通じ、インド市場における優位性を高められるとの狙いがある。

◇新住所:B-16,2nd Floor Infocity Sector34,Gurgaon,Haryana.122001,India