供給不安、"生の声"交わす場を提供 「フジミフェア2026」開催
フジミ
建築用塗料ディーラーのフジミ(本社・神奈川県小田原市、清元秀社長)は4月11日、本社に隣接した会場で31回目となる展示即売会「フジミフェア2026」を開催した。中東情勢の影響で混乱が生じている中、「安定供給が揺らいでいる今だからこそ、業界内での情報共有が大事」(清社長)とし、塗装店などのユーザーと出展メーカーとをつなぐ役割に徹した。建築塗装や防水など850名が来場した。
中東情勢の影響を受け、シンナーやさび止め、副資材の販売制限など厳しい局面が続いている中での開催となった。同社社員の疲弊も懸念される中、4月2日に全社員で決起ミーティングを行い、予定通りの開催を決めた。
清社長は、「今回は、"お買い得感"を前面に出したお祭りムードではなく、メーカーなど出展社様とユーザー様が直接"生の声"を交わす情報共有の場としての役割を担いました」と開催の趣旨を説明、流通業者としての存在感を示した。
出展は、塗料メーカーや道具・工具、副資材、地元の協力企業など75社が集結。通常なら養生商品などの大量注文の光景も広がる中、今回は、「1ユーザー様2小箱まで」「出荷日は未定になります」などの案内板もチラホラ。供給制限の混乱を伺わせた。
県内から来場したという塗装店の経営者は、「シンナーの入荷はやはり厳しくなっている。それと、値上げの頻発で、お客様への見積りの対応に苦労している。厳しい局面が続くが、こうやってメーカーさんと顔を合わせて言葉を交わせば、なんとなく気持ちもほぐれる」とフェアの意義を実感。精力的にブースを回っていた。
また今回は、塗料・塗装業界でのシンナー不足の窮状をいち早く政府に訴えた地元選出の衆議院議員・牧島かれん氏も来場。塗料メーカーにヒアリングを行うなど、情報収集に努めていた。

