技術起点で活路切り拓く

「機能性塗料・コーティング特集」から「次世代コーティング特集」に名称を変更した今回の特集企画。装置メーカーとのタッグで実用化に弾みをつける型内塗装の動向に加え、"尖った"意匠、機能で新たな需要創出に挑む各社の取り組みを追った。

中東情勢の緊迫化に伴う"ナフサショック"は今後の塗料・塗装技術にどのような影響を与えるのか。
欧米と比べて脆弱性を露わにした供給リスクは、単なる溶剤系塗料からの脱却(脱溶剤)を超えて、「塗装プロセス全体での最適化」を迫る大きな転換期といえる。また、環境負荷低減やカーボンニュートラル実現に向けた「脱炭素」の動きも競争力を左右する条件となりつつある。  

特にガソリン精製の副産物であるナフサにおいては、自動車のハイブリッド化、EV化に伴い、減産傾向は避けられない方向。塗料原料についても地政学リスクを背負いながらも海外調達を強化せざるを得ない状況がある。

安定供給体制の観点から塗料・塗装の技術革新に弾みをつけたいところ。最新の機能性コーティングや塗装技術から持続可能なモノづくりの方向性を探る契機としたい。