環境対応を先取り、安定供給守る
ビックケミー・ジャパン
ビックケミー・ジャパンは、添加剤の切り口から塗料・コーティングの技術革新に寄与する姿勢を示す。
テーマに挙げるのは①高耐久性②機能性付与③環境対応④軽量・薄膜化。中でも環境対応においては、2025年でPTFE含有製品の全廃に踏み切るなど、先駆的取り組みで安定供給体制を強化する方針だ。
現状、難分解性から水や土壌への環境汚染が懸念されているPFASにおいて国内の規制はないものの「分野、用途によってPFASフリーを求める声が出ている」(担当者)と説明。同社では、消泡剤、表面調整剤のPFASフリー化を図り、品揃えの拡充を進めている。低摩擦性、耐熱性に優れるPTFEにおいてもワックス添加剤のPTFEフリー化を進めている。
その他、スズフリー、環状・直鎖シロキサン低減にも着手し、湿潤分散剤及び増粘剤のスズフリー化を実現。難分解性の環状・直鎖シロキサンにおいても消泡剤、表面調整剤で低減化を図る。担当者は「原料内に微量に残る」と除去の難しさを指摘しつつ、インキでのニーズが顕在化。「水質、土壌への汚染を警戒する欧州で取り組みが進むだろう」と話す。同社は、微粒子粉じん、水生生物などへの影響が懸念される結晶性シリカについても対応を図り、増粘剤でフリー化した。
その他、食品包装などに使われるバリヤー素材の提供など機能性付与においても積極化していく方針。市場拡大が期待される型内塗装においてもサポートする姿勢を見せる。