屋根用と遮熱塗料、1液水性無機系に再注目

日本特殊塗料

日本特殊塗料の遮熱塗料「パラサーモシリーズ」の販売が好調だ。「一昨年、遮熱機能の向上と耐候性アップを図ってパラサーモをリニューアル発売し、売上も大きく伸長。その金額を上回るペースで今期も推移している」(担当者)と好調さが続いている。

特に、工場や倉庫など企業の営繕工事での採用が活発で売上をけん引。そこで好評を博しているのが、中空バルーン配合屋根用塗料「パラサーモシールド」だ。中空バルーンを配合した中塗り層が熱と音を遮断し、遮熱性の上塗り層と組み合わせることで、より優れた遮熱機能を発揮する。

配送センターの鋼板屋根に同品を採用した大手企業では、夏場の晴天時に屋根の表面温度で35℃の低減を記録。屋根下では常時10℃低い温度を持続し、職場が涼しく働きやすくなった実感に驚きの声が上がっている。「従業員が安心して働ける職場環境を整える上で、非常に有効性が高い」と採用側の評判も上々で、企業への熱中症対策の義務化を背景に、更なる販売増へ活動を強める。

一方、ここに来て注目度が高まっているのが1液屋根用水性無機系塗料「水性ルーフセラ」及び「同遮熱」だ。発売自体は10年前に遡るものの、建築用塗料市場における最近の"無機系塗料"のトレンドを受け、その先駆けとして同品への注目度が高まっている。「抜群の耐候性、遮熱性、低汚染性に加え、無機系塗料のさきがけとして積み上げてきた実績を訴求し、拡販につなげたい」と意気込む。