実績を訴求、暴露データで弾みつける

ボンフロン

昨年末、親会社の変更に伴い、AGCコーテックからボンフロンに社名変更した。事業及び製品展開においては従来体制を維持。製販装による住宅塗り替え保証システム「ルミフロンサポートシステム」については、かつての親会社であるAGCへの委託契約の方向で検討を進めている。更に今後は「大日本塗料との協業でより市場の深掘りが図られると期待している」(担当者)とラインアップの拡充にも意欲を示す。

遮熱塗料においては、大林組と共同開発した太陽熱高反射性能フッ素樹脂塗料「ボンフロン サンバリアGT」を上市。高耐候性競争が激化する中、40年以上に及ぶ実績が説得力を高め、住宅、企業物件で採用を伸ばしている。

同品の特長は、黒色遮熱顔料の採用とトップコートに高耐候性、低汚染性を持つクリヤーを組み入れた点。「顔料の組み合わせで遮熱性を確保した混色黒顔料と異なり、同品は単一の黒顔料で遮熱性を確保した。そのため経年変化による退色リスクが低い」と説明。更にエナメル(2回)、クリヤー(1回)によるフッ素トリプルコートシステムにより長期にわたる美観と遮熱性能の維持を実現した。

現在、実績に加え、アピール力を高めているのが宮古島での暴露データ。過酷な環境で知られる宮古島において各種高耐候性塗料と比較した結果、「自社製品の優位性が確認できた」と営業展開に弾みをつけている。

今後も耐候性能を武器に需要拡大に注力する方針。リコート性の良さも合わせ、ライフサイクルコストメリットを差別化に据える。