「アドクールAQUA」企業案件での大型採用続く

NCK

NCK(本社・東京都中央区、田口道之社長)の水性高日射反射率塗料「アドクールAQUA」の販売が好調だ。今期は、前年度比120%で伸長。過去最高売上の更新が3年連続で続いており、「勢いが本物になってきた」(田口社長)と自信を深めている。

その好調さを支えているのが、企業案件での大型採用が定着してきたことだ。例えば、全国に数百の大規模な店舗を構える小売業の大手企業で、店舗の鋼板屋根の遮熱塗装で「アドクールAQUA」がスペック。新規出店や改修工事が行われるたびに数千から数万㎡といったオーダーで同品が大量に使用されるなど安定した需要を獲得している。

また、「アドクールAQUA」の認定施工店が、それまでの住宅塗装から企業物件に軸足を移していることも販売増の要因。不調に見舞われている住宅塗装分野から企業の営繕需要をターゲットに動く認定施工店に対し、同行営業や展示会出展のバックアップなどのフォローを徹底。住宅市場の不調を逆手にした需要開拓が功を奏しているかたちだ。

「アドクールAQUA」は、放熱にこだわって開発された"冷めやすい塗料"がセールスポイントの高日射反射率塗料。半導体の封止材や精密機器の放熱材に用いられている真球ナノ・ファインセラミクスを建築用塗料に応用した独自性が差別化のポイントで、遮熱顔料や中空バルーンを利用した他の遮熱・断熱塗料とは一線を画す。JIS製品かつ水系塗料といった安心感も、企業案件で好感されるポイントだ。