省エネ大賞を受賞、空調費低減を訴求

SG化学

SG化学の遮熱・断熱塗料「ダンネスト」が2025年度省エネルギー大賞の最高位である経済産業大臣賞を受賞した。「遮熱塗装による空調低減効果が評価された意義は大きい」(清水雅昭社長)と今後の展開に士気を高めている。

会社設立は平成29年と新興ながら遮熱塗料開発に20年以上のキャリアを持つ開発者との出会いをきっかけに製品化したのが「ダンネスト」。高耐候性を持つピュアアクリル樹脂をベースにアクリル中空ビーズを配合することで高反射性と多孔塗膜による低熱伝導を実現。「粒径の異なる中空ビーズの配合がノウハウ」と遮熱性と断熱性の両立を実現した。

下塗り、主材、トップともオール水系仕様で基本的にシーラーレスでの施工が可能。主材層の耐候性試験では、20年超に相当する7,000時間を確保。「社内試験でも塗膜劣化、遮熱・断熱性能の低下を認められない」と自信を深める。

特に差別化に掲げるのが、「年間空調費を約20~30%削減する」効果。更に昨年から法人・企業物件などを対象に施工前後での空調費削減効果を10%確約し、未満の場合は材料費を返還する省エネ保証をスタートするなど、付加価値を高めている。

今後の展開としては、「塗料販売店との協業を基本に考えている」と塗料販売店との関係を拡充する方針。今年からは、アスベストの封じ込めと遮熱断熱工法をセットにした「ダンネストスレート工法」を本格化する方針。「アスベスト含有のスレート屋根の改修で困っている企業は多い」とニーズの深掘りから成長を目指す。