遮熱性能の可視化に注力、用途展開も加速
ミラクール
企業物件を中心に営繕改修工事を手掛けるグループ会社のシロキコーポレーションとの責任施工展開を図るミラクール。前年比2ケタ増と好調を維持している中、今年2月には、シロキコーポレーションと共同で遮熱施工によるカーボンクレジット化の方法論を確立したと発表。遮熱塗装で得られたCO2削減量の収益化、自社利用を可能にするとして業界内外の注目を集めている。
同社が重視するのは、遮熱塗装による効果を"見える化"するエビデンスの充実だ。
昨年、遮熱性能の維持と耐候性を付与する汚れ防止超速親水化剤「ミラクールAQクリア」が令和6年度の環境省ETV実証事業(気候変動対策技術領域)に採択された。経年劣化や汚染による機能低下が懸念される遮熱塗料に対し、「AQクリアの塗布によって近赤外線域日射反射率が低減されることなく、長期にわたって維持することが認められた」(担当者)と営業展開に弾みをつけている。
一方、屋根以外の用途拡充も積極化しており、中でも舗装面においては「轍掘りが防げる」として空港内の誘導路や重車両が滞留するトラックヤードなどでの採用が拡大。空港では、轍掘りによって航空機がスタックした事例もあり、安全、メンテナンスの観点から舗装面への導入が進んでいるという。
この他、原料調達先でもあるフッ素樹脂メーカーのダイキン工業と協業し、高耐候性のフッ素樹脂「ゼッフル」を使用した水性フッ素遮熱塗料「ミラクールF200」を展開している。