独自色の強い遮熱製品で差別化を後押し

菊水化学工業

菊水化学工業の遮熱塗料事業にエンジンが掛かってきた。商品ラインアップが充実するとともに、独自性の強い製品が揃ってきたことで差別化展開に弾みがついてきたためだ。塗料流通や塗装ユーザー、需要家への案内を強化し、遮熱塗料市場に食い込む。

屋根用遮熱塗料の普及品に位置付ける「キクスイSPパワーサーモF」及び「同Si」は、暑さの元となる近赤外線領域の波長を、特殊遮熱無機顔料やチタン系黒色顔料を用いて効率よく反射する。特にチタン系黒色顔料は耐候性に優れているため、長期にわたり安定した発色性を維持するのが特長だ。窯業系、スレート、モニエル瓦、金属系など対象も幅広い。

塗装営業の際の差別化提案に効果を発揮するのが「水系ファインコートフッ素遮熱 屋根用BMB」だ。CO2排出削減を効率的に進められる手法として注目されているバイオマスバランス(BMB)アプローチを用いて開発・製造している遮熱塗料で、グリーンビルディングを推し進めている建設業界に向けて説得力の高い製品。独自性が強く、差別化提案が可能になる。

一方、小中学校の体育館の遮熱・断熱対策として、同社の「キクスイガイナ」の採用が進んでいる。昨年、文部科学省の交付金事業として、小中学校の体育館への空調設備の設置とそれに伴う遮熱・断熱工事を推進する事業が全国の自治体でスタート。遮熱機能だけでなく断熱性にも優れている同品の有効性から採用が進んでいるもので、こちらも独自色の強い製品として差別化提案が可能だ。