FOOMA JAPAN2023が6月6日から4日間、東京ビッグサイトで行われた。期間中は食品製造工場向けの機器やサービスが一堂に会した。塗料関連からはアトミクス、エービーシー商会、エスケー化研、ミラクールが出展した。

今回塗料メーカーは遮熱塗料や床の塗り替え商材を提案。また、セルフメンテナンスにフォーカスした製品の出展も見られた。

エスケー化研は「SKスペシャルフロアー」を出展した。同品は耐熱水性、耐薬品性に優れているのが特長。施工後6時間で軽歩行が可能で、工場稼働への影響を最小限に抑えられる。また、工場向けに屋根用遮熱塗料「クールタイトシリーズ」なども紹介し、床材、屋根の塗り替えといった工場修繕に関する多様な提案を行った。

ミラクールは施工会社であるシロキコーポレーションと共同で出展。水性遮熱塗料「ミラクールAQ1000」とともに、トップコートクリヤー「ミラクールAQクリア」を紹介した。同品は汚れが付着すると性能が損なわれてしまうという遮熱塗料の課題を解決するためのトップコートで、美観と遮熱機能を長期に維持する。「徐々に施工実績も積み上げており、お客様にもご好評いただいている」とアピールした。

アトミクスはセルフメンテナンス用の簡易補修キット「リペアキッド補修小僧」を紹介した。同品は主剤、硬化剤、骨材、硬化促進剤と、施工のための金ゴテをセットにしたもの。骨材の入ったポリ容器に主剤、硬化剤、硬化促進剤を投入して混ぜるだけで材料が完成する。金ゴテを同封しており材料を欠損部分に入れ、均一にならすだけで簡単に欠損が直せる。「立ち寄る来場者がまず質問してくるのがこの製品。簡単に直せる床材の需要は確実に高まっている」(担当者)と説明した。

エービーシー商会はカートリッジ式塗床補修キット「プラントリペア キズパッチ」を紹介。塗床材を損傷箇所に注入、穴、クラックなどを簡単に補修できる。ブースでは同品を使いながら実演した。