東京塗料商業協同組合は9月11日、御茶ノ水NKビルで女性社員向けセミナーを開催した。営業や内勤から30名が参加した。
冒頭、山縣繁晴理事長が「おそらく東塗商始まって以来の女性対象のセミナーで、富澤委員長の熱意を持って本日実現できました。塗料販売業では営業サイドに目が行きがちですが、それをしっかりと支えている内勤の方々がしっかりやらないと会社は回らない。本日、学んだことを会社に持ち帰って業務に役立てていただければと思っています」とあいさつした。
続いて、事業委員長の富澤浩史氏がセミナー開催の趣旨を説明。「経営者や役員は外に出る機会が多く、営業も研修などがあるが、内勤の方は研修や他の販売店と会う機会がないので、その機会を作りたかった。社内だけでなく同じ業界の同じ立場で働く人たちで話し合い、学ぶことがこの業界の発展につながるのではないか。堅苦しくなく、砕けた感じで話してもらいたい」と、交流によるつながりに期待した。
グループ形式で自己紹介を行った後、テーマを挙げてディスカッションを実施。「日々の仕事の中での"モヤモヤ"」「女性ならではの強み」「会社や業界への要望」についてアイデアを出し合い、グループごとに発表し意見交換を行った。
その後は、塗料メーカーで活躍する柳谷典子氏(日本ペイント)、竹下奈緒子氏(エスケー化研)が登壇し、柳谷氏はインテリアペイントROOMBLOOMの立ち上げの取り組み、カラーコーディネーターの竹下氏は手掛けた物件を挙げて環境色彩について講演した。セミナー後には懇親会を行い、交流を深めた。
懇親会では打ち解けた様子が見られ、共通話題で盛り上がっていた。参加者からは「"女性"というくくりがなくなることが大事」「非常に有意義だったので2回目も開催してほしい」といった前向きな声が多く聞かれた。



