今年6月から職場での熱中症対策が義務化されるなど、人命にも関わる危険な暑さが続いている。そうした中、大塚刷毛製造が販売を始めた暑さ対策商品が注目を集めている。熱中症対策の新定番として売り出した「RCエアシェルター」だ。空気で膨らむ一体構造型のテントで、エアコンも設置できる冷房空間がわずか1分で設営完了。屋外の施工現場の休憩所や詰所としての活用が広がりそうだ。
同社が販売を始めた「RCエアシェルター」は、空気で膨らむドーム型のテント。電動エアポンプを使用すれば、送風を始めてからわずか1分で設営が完了する。オプションで用意した専用のエアコンは室内機と室外機が連結、テント地を挟んで設置でき、冷房の効いた室内空間を瞬時に確保できる。
サイズ(W×L×H)は、3m×4m×2.0mから5m×6m×2.7mまでの4タイプを用意。いずれも収納時にはライトバンに積載できるコンパクトサイズで、重量も40kgからと人力で運べるポータブル性もセールスポイント。「例えば、作業現場から休憩所まで距離がある大きな現場や、山間の送電鉄塔の塗装現場など休憩所を設けられない箇所にも設置できるので、場所的な制約がなく熱中症対策を実施できます」と説明。
また、テントを連結すれば現場の詰所としても利用できる大きな空間を確保。「プレハブを組んで設置し、解体するといった従来の方法に比べ、設営と撤収が劇的に早く、かつ現場の移動に伴って繰り返し使えるので結果的にリーズナブル」と現場の詰所の概念も変えそうだ。熱中症対策、現場環境改善の新定番として拡販する。