旭サナックは6月20日に東北地区ユーザー技術教室(UTS)を岩手県盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡で開催した。約12年ぶりとなった東北地区開催には80名以上が参加し、講演会後に開催した懇親会には60名以上が参集し情報交換を行った。

冒頭あいさつに立った服部修一社長は「12年ぶりに盛岡で開催できますことを嬉しく思っています」と述べ、第1部の講演で登壇する信菱電機について紹介した。更に旭サナックの発表に関して「近年、全国的に需要が高まっている粉体塗装をはじめ、液体塗装では近年ブームとなっている高塗着ベル型塗装機などの製品・技術を紹介します。更に納入事例を通して、世界的な課題である脱炭素社会の実現に向けた取り組みについてご提案します」と述べた。

第1部の講演では信菱電機の専務取締役の川手元裕氏が「生産革新によるスマート化と地域貢献~粉体塗装を中心とした工場イノベーション~」をテーマに、スマート化の取り組みや子供たちとのモノづくりを通じた地域活動について講演した。

第2部では旭サナックの脱炭素の取り組みや昨年上市した「ESA400 高塗着回転霧化静電自動ガン」について説明するとともに、東北地区のユーザーに納入した2つの粉体塗装装置の事例紹介などを行った。