ドイツの塗料・塗装文化を感じる
海外視察レポート

10月の下旬、ドイツ植物油塗料「オスモカラー」の国内販売元・オスモ&エーデル社が主催した「ドイツの塗料販売・塗装事情視察ツアー」に参加した。街並み、住まい、塗料と塗装...業界紙記者として感じた雑感をレポートする。


オスモ&エーデル社が企画したドイツの塗料販売・塗装事情を巡る今回の視察ツアー、とても密度の濃い7日間であった。

中でも強く印象付けられたのは建物に対する人々の向き合い方の違い。ローテンブルグのように中世の建物群がそのまま残っている街はもちろん、第2次世界大戦で破壊された街の復興も、近代建築ではなく昔のままの趣をあえて再現しているケースが多いと聞く。歴史や伝統、文化、景観への市民の強い思い入れを感じる。

築後100年を超える建物も多く残り、住宅やアパートとして普通に機能している。長く綺麗に住み継がれていくことで滲み出てくる建物の風格や気品に共感する社会では、ビニールクロスやサイディングのような乾式建材ではなく、「塗料の塗り重ね」が当然のように選択される。建物への向き合い方が塗料・塗装文化の必然性を生む。

復元された街並みに市民の思いを知る

ミュンスター
成田から直行便で12時間。ドイツの西の玄関口、デュッセルドルフ空港に到着。翌日の...

オスモ本社を訪ねる

今回の視察ツアーの目的の1つであるオスモ社を視察した。 日本では自然塗料「オスモ...

塗料販売の現場へ

〈ホームセンター〉 ミュンスターという街にあるオスモ社(塗料部門)を訪問した後、...

塗装下地用壁紙→仕上げ塗装がドイツ流

ホームセンターのペイントコーナーと塗料専門店の双方で目を引いたのが"壁紙"を結構...

バートメルゲントハイムの住宅外装事情

戸建住宅の外装仕上げの様子を視察した。木造軸組みの構造にモルタル+塗装仕上げの仕...

中世の建物群がそのまま残っている街①
中世の建物群がそのまま残っている街①
中世の建物群がそのまま残っている街②
中世の建物群がそのまま残っている街②
特集 ドイツの塗料・塗装文化を感じる 海外視察レポート
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