建設塗装会社のKMユナイテッド(本社・京都市、社長・竹延幸雄氏)が開発した進化系タイル調塗装「KEPT」が1月17日、近畿経済産業局主催の「関西ものづくり新撰2018」に選定され、同25日、リーガロイヤルホテル大阪にて表彰並びに認定書を交付された。

KEPTは、磁器タイル調の高度な意匠を塗装で実現した新たな工法で、剥落事故や10年ごとの打診調査に伴う維持コスト上昇で敬遠されるタイル仕上げに替わる塗装工法。

タイル調の意匠を表現する特殊意匠を編み出し、それを標準的に再現する塗装工法を確立した他、ダイキン工業製の水性フッ素樹脂技術の導入によりメンテナンスサイクルを長期化、磁器タイルに匹敵した耐久性を持つ新工法として注目が高まっており、ゼネコンのビル建設など採用が広がっている。

「関西ものづくり新撰2018」は、"優れた""売れる"製品・技術を選定し、認定書の交付、冊子の作成や各種展示会などを通じて選定製品・技術のビジネス拡大を支援していくもの。今回、22の製品・技術が選定され、そのうちの1つがKEPTとなった。

剥落の危険性を伴う磁器タイルに替わる新工法として、高い意匠性、メンテナンス性、コストパフォーマンスを併せ持つ防災リスクゼロの画期的新工法として認められた。