ターナー色彩は風化した古材のような仕上げを楽しめる木材用着色ワックス「オールドウッドワックス」を新発売した。このタイプのワックスでは珍しいグレー系も4色ラインアップ。塗りやすく、アンティーク効果の高い木材ワックスとしてファン層に売り込む。

木材用着色ワックスは無垢の木にウエスなどで塗り込むだけで仕上げられる手軽な商材として、家具、木工クラフト、DIYなどのユーザーに広く支持されている。ただ、この分野で先行している海外品には臭気と色移りの問題を指摘する声が一部にあった。

今回同社が発売した「オールドウッドワックス」は、天然素材の蜜蝋をベースに顔料や溶剤分、添加剤などの組成を見直し、先行品で指摘されていた臭気と色移りの問題をクリア。更に組成分の微妙な配合の調整によって、伸びがよくて塗りやすいクリーム状のソフトタイプのワックスに仕上げた。従来のワックスより伸びがいいので、家具やクラフト以外の大きな面積でも塗りやすい。

カラーバリエーションは10色。定番の茶系の他、ワックスでは珍しいグレー系を4色用意した。特にグレー系は、古びた足場板のような古材テイストに仕上がり、アンティークファンには人気が出そうだ。

使い方は、刷毛やウエスなどで薄く塗り広げていくだけ。数色を塗り分けるように馴染ませながら塗ると、味のある古材のように仕上がる。マイナスドライバーなどで表面を傷つけてから塗ると更に高い演出効果が得られる。

容量は350mlで1缶当たり10~15㎡の塗装が可能。希望小売価格は3,000円(税別)。