光触媒工業会は6日、東京ビッグサイトで行われた建築・建材展2018内で「きれいJAPAN」プロジェクトを発足した。一般消費者の光触媒の認知向上が目的。

井芹正光会長は「当工業会はこれまで光触媒技術の確立、認証事業に尽力してきた。現在、光触媒はたくさんの製品に使用されており、普段の生活に寄与している技術。今後は一歩先のステージを見据え、その光触媒を一般消費者に分かりやすく伝えていきたい」と趣旨を説明した。

当日は「日本をイメージした」という同プロジェクトのロゴマークを公開した。その他、一般消費者向けのパンフレットの作成、バスツアーなども企画し、一般消費者へ訴求していく。

また花木正蔵マーケティング委員長は光触媒の市場規模予測を発表。2016年は638億円に対し2020年は960億円、2030年は1,280億円と予測した。「2018~2019年に建築需要がピークを迎える他、観光需要の継続に伴い、光触媒製品の需要も増加していく」とコメントした。