油性浸透タイプの「オスモカラーウッドステインプロテクター」(JASS適合品)を筆頭にクリヤータイプの「同外装用クリアー"プラス"」(JASS適合品)、造膜塗りつぶしタイプの「同カントリーカラー」など、用途や意匠に応じたラインアップを揃える。

昨年末には新製品として、艶消し仕上げの木材保護塗料「外装用クリアー"プラス"つや消し」を投入、屋外木部の艶消し仕上げを実現した。

発売当初は、耐候性に関する検証が完全でなかったことから着色後のトップコートとしての販売にとどめていたが、その後耐候性の保持を確認。4月からは着色なしの艶消し透明仕上げが施せる製品として販売。日本建築学会規格JASS18 M-307の適合も取得した。担当者は「艶消しタイプは以前から根強いニーズがあり、ようやく品揃えすることができた。施工については、艶ありタイプ同様、木材の水分含水率に留意して頂きたい」と今後の動向に期待感を示す。

更に今春には「ウッドステインプロテクター」「カントリーカラー」について順次グレー色を中心にした新色を投入。「カラマツにグレー色を塗ると木材の赤みがうまく抑えられ、スタイリッシュな仕上がりが得られる」(松下秀社長)とカラーバリエーションも差別化に据える。

今後同社がターゲットに据えるのは、塗り替え市場の拡充。スペック決定権のある施工会社との関係強化を図るべく、販売店組織「ひまわり会」との協業を積極化している。