総会シーズンが始まった。先日、工業塗装団体の総会に出席したところ、懇親会の席で話題にあがっていたのはやはりシンナー問題だ。市場で品薄状態に変わりはないものの、各社でその温度差は異なる▲「いつもの洗浄シンナーが手に入らない。塗料が特殊なので洗浄しきれないとゴミブツに直結するので心配」「注文分すべてが購入できるわけではないが、6月まではとりあえず足りる」「2液塗料の硬化剤が入ってこない」など現場のリアルな状況が窺える▲一方で「粉体塗装や水性塗装に力を入れているのでこの機会を追い風にして溶剤からの切り替えを狙う」「ストレッチフィルムが入りにくい状況だからこそ、今まで過剰だった梱包の量を減らすことをお客さんに話している」「改めて塗装単価を見直して是正したい。交渉のタイミングを計っている」と好機にとらえる声も▲別の話題ではM&Aの話も数件あった。"仕事量はある一方で後継者がいない"会社が増えていることが背景にあり、この動きはこれから活発になりそうだ▲資材不足や承継難といった逆風を、単なる窮状で終わらせるか、体質改善の転機にできるか。時代の転換点を迎えている▲今後も続く総会行脚では、各地で切実な声が交錯するだろう。逆風を跳ね返す声を拾っていきたい(T)