日本ペイントホールディングスの2025年12月期の連結売上収益は過去最高となる1兆7,742億3,100万円(8.3%増)、営業利益は2,571億400万円(38.1%増)となった。売上面では、昨年3月に買収完了したAOCグループが貢献。利益面では、原材料費率及び販売費率の低下に加え、東京事業所における固定資産譲渡益が寄与した。その他、税引前利益2,505億6,500万円(39.1%増)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,798億円(42.8%増)。

日本の連結売上収益は1.1%増の2,053億6,000万円、連結営業利益は44.6%増の281億2,500万円を計上。自動車生産台数の回復により自動車用塗料と製品値上げが浸透した工業用塗料が伸長した一方、汎用塗料は改修工事が低調に推移し、前年を下回った。その他の地域は、下記の通り。

◇NIPSEA:連結売上収益8,874億6,200万円(2.9%減)、連結営業利益1,440億2,100万円(17.3%増)△Dulux Group:連結売上収益4,051億7,300万円(1.7%増)、連結営業利益349億4,300万円(13.5%減)△米州:連結売上収益1,189億5,200万円(3.1%減)、連結営業利益63億9,300万円(17.8%減)△AOC:連結売上収益1,572億8,200万円、連結営業利益485億8,500万円となった。

決算を受け、同社は「売上収益はM&Aの貢献、販売数量の増加、その他周辺事業の成長により実質13.6%の増収となった」と堅調さを強調。市況に対しても「NIPSEA中国は市場が軟調ながらも収益性が改善し、増益を確保した。NIPSEA中国以外では、販売キャンペーンが奏功し、販売数量が増加した」と述べた。

2026年の通期業績予想は、売上収益1兆9,200億円(8.2%増)、営業利益2,830億円(10.1%増)、税引前利益2,740億円(9.4%増)、親会社所有者帰属当期利益1,980億円(10.1%増)。年間配当金は1円増配し、中間8円、期末9円の計17円を見込む。