「日経メッセ 街づくり・店づくり総合展」が3月3日~6日の4日間にわたり東京ビッグサイトで開催された。店舗総合見本市の「JAPAN SHOP」、建築総合展の「建築・建材展」に出展した塗料・塗装関連企業のブースでは、今回の目玉として準備された新製品・新サービスなどの提案が見られた。
JAPAN SHOP
■エスケー化研
エスケー化研は、塗料・塗装によって店舗の魅力向上に貢献する多彩な提案を展開。意匠性向上、環境対応をテーマとする新製品も展示した。
内装用メタリック調装飾仕上塗材「ファインメタクイーンIN」は、パールマイカの多重層反射によって見る角度により異なる光の表情を生み出せる。施工時の低臭性や防火性、抗菌性、防かび性などの機能性も持つ。
建物外装用塗料の「エスケーバイオマス無機GR」は、バイオマスマーク認定商品で上塗材(艶有)がバイオマス度15、中塗材が同10。無機成分と有機成分を交互に積層した多層構造による超耐候性も備えており、新築・改修時からの塗り替えサイクルの目安を25年としていた。
■アイカ工業
アイカ工業は上市前の製品及び上市から間もない製品を中心に展示した。
目玉製品の1つが、展示ブースの一角にサンプルを設置した建物用外装材「ストーンアートネオ∞(インフィニティ)」。紫外線による塗膜劣化を抑える独自技術により「30年後も色あせしにくい」ことを打ち出していた。塗膜劣化促進の原因となるラジカルを補足するHALS(ハルス)という成分の配合によって高耐候性を実現している。
また、塗膜が可とう性に優れるため、下地の動きやたわみに追従しやすくひび割れが起きにくいことも特徴だ。
■SPIVER Japan
イタリアの装飾塗材のトップブランド、SPIVER社の日本総代理店であるSPIVER Japanは、高意匠性塗料による多彩な色やデザインをPRした。
注目を集めたのはコンセプトに掲げる「Emotion with paint」の体感を目的に実施したライブペイント。コテを駆使して描かれた躍動感あふれる馬の姿に足を止める来場者も少なくなかった。「アートペイント用の塗料ではないが、当社の塗料の可能性を示したかった」と代表取締役の光宗里咲氏。
制作を担ったのはブースの女性スタッフ。光宗氏は「建物内装分野がデザインやアートを志す若い女性の活躍の場になってほしい」との展望を示した。
建築・建材展
■アトミクス
アトミクスは「建物の資産価値を高める塗料」として、工場・倉庫向けの遮熱塗料、床用塗料などを訴求した。
同社の屋根用遮熱塗料の提案は、ドローンを活用して空から屋根の調査・診断を行える「アトムサーベイシステム」が特徴となる。同システムで使用するソフトは自社内で開発しており、現場でのドローン操作も同社スタッフが行っている。
床用塗材「フロアトップアクア フォルティス」の「つや有りクリヤー/つや消しクリヤー」のサンプルも展示。近年、商業施設などで「コンクリートの風合いを生かしたい」との要望から、クリヤーの需要が高まっているという。
■菊水化学工業
菊水化学工業は、リフォーム工事における最適な工法・製品を提案する新プラットフォーム「キクスイリフォームハーモニー」の本格始動をPR。「戸建て」「収益物件」「工場」の3分野に対する具体的な提案を展示していた。
「キクスイリフォームハーモニー」は、同社と全国のハーモニー加盟店が協力することで、塗料・塗装に限定しない幅広いサービス提供の実現を目的としている。例えば戸建て向けでは、塗り替えが適さない老朽化した屋根に対し、鋼板製屋根材によるカバー工法や葺き替え工法(ハーモニールーフ)の提案が可能となる。
■大村塗料
鳥取県の塗料ディーラーの大村塗料は、天然素材に着目したオリジナル塗料の開発に取り組んでいる。カニ殻由来のキチンナノファイバー配合の室内塗料「キトサンエイト」、開発中のきのこ由来ナノファイバー配合の高断熱塗料「きのこペイント」などを展示した。
ブースで目立っていたのは、県内の栄進工業とのコラボ商品「カイトボード」のカラフルなサンプル。栄進工業が手掛ける、断熱・吸音・防火といった多様な機能を持つ木毛セメント板「エイシンボード」に「キトサンエイト」で着色し意匠性を向上したものだ。
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