神奈川県工業塗装協同組合は「第35回神奈川工業塗装まつり 塗装技能コンクール」を2月21日(土)と22日(日)の2日間、そごう横浜店で開催した。東京工業塗装協同組合と埼玉工業塗装協同組合が共催。
コンクール受賞作品に加えて、"匠の技"による作品を展示し、工業塗装技能をPRした。オープンな展示スペースのため関係者以外も多く訪れ、受賞作品について組合員から解説を受ける様子が見られていた。
神奈川工業塗装まつりは工業塗装従事者の技術・技能の向上を目的として開催。横浜駅の人気商業施設であるそごう横浜店の9階スペースに、第35回塗装技能コンクール作品や神奈川県工業塗装協同組合が認定する塗装マイスターの作品などが展示された。
指定作品では均一な塗膜厚や平滑な仕上がり肌に優れた作品が並び、自由作品では立体的なデザインや光の透過で下のデザインが浮かび上がるモノなど、優れた塗装技能による作品が展示された。
石川政男理事長は今年の傾向について「特定技能生や技能実習生の海外の人が特別賞に入ってきている。日本人の技能検定受験者は減ってきている一方で、外国人受験者は増えている。海外の方を育てて、これからの戦力にしていくことが重要となるのではないか」との見方を示し、工業塗装の現場における外国人の活躍を見据える。
また、石川理事長が社長の第一塗装工業からは神奈川県知事賞の菅谷正和氏を含めて6名が特別賞を受賞。石川理事長は「特に指定作品で多く賞を頂いているが、それは職人の腕とともに設備が大事。なるべくゴミが付かない設備を作ったり5Sを徹底したりしている。塗装技能コンクールは競技だが、きれいな製品を出すという観点で、コンクールと実際の製品は同じだという意識でやっている」として、塗装技能コンクールを位置付ける。
また、会場を訪れた日本工業塗装協同組合連合会の髙橋正会長は「気持ちがこもった作品が受賞している。自分の腕をどれだけ高めていくのか、塗装に取り組む姿勢、その差が作品に出ている。出展した人はここに来て、自分の作品と受賞作品の違いを認識してもらいたい。どうすれればここに並ぶのか、その高い意識が日々の気づきになる。言われてするものでもなく、自分が何を思うかが大事」と語った。
神奈川県工業塗装協同組合は独自に塗装マイスター制度を設けており、今回もマイスター作品が展示された。
優秀作品には表彰状が送られ3月26日に表彰式が行われる。6月には神奈川県庁で1週間展示し、黒岩祐治神奈川県知事に直接石川理事長らが塗装技能の説明を行う予定。
主な受賞作品◇特別賞〈指定作品〉△神奈川県知事賞:菅谷正和氏(第一塗装工業)△神奈川労働局長賞:ラゴス リトヴィリアヌエヴァ氏(立神工業)△横浜市長賞:古谷幸路氏(第一塗装工業)△川崎市長賞:木下力氏(第一塗装工業)△神奈川県職業能力開発協会会長賞:新井亮太氏(トップ工業和光事業部)△横浜企業経営支援財団理事長賞:大橋瑞生氏(第一塗装工業)△神奈川県工業塗装協同組合顧問賞:安藤克行氏(第一塗装工業)
◇特別賞〈自由作品〉△神奈川県議会議長賞:アルダバジャンヴィンセントアレン氏(立神工業)△神奈川県中小企業団体中央会会長賞:西川孝氏(日栄美装)△神奈川県技能士会連合会会長賞:大谷茂伸氏(三進商会)△日本工業塗装協同組合連合会会長賞:古谷幸路氏(第一塗装工業)△塗料報知新聞社賞:佐藤健太氏(テクノコート)△神奈川県工業塗装協同組合顧問賞:菊地俊輔氏(東塗装)









