国内初となる"無機系"の石材調仕上塗材が発売された。山本窯業化工はこのほど、有機無機複合仕上塗材の「無機シリーズ」を発売。第1弾として創作模様塗材「マデストンVM」と、石材調ローラー仕上塗材「グッセラ・GローラーVM」をリリースした。高意匠仕上塗材初の無機系製品として売り込む。

建築用塗料で無機系塗料の上市が相次ぐ中、石材調仕上塗材でも無機系の材料が登場した。これまでのエナメル塗料やクリヤーに加え、高意匠仕上塗材にも無機系のトレンドが波及。建築用塗料・塗材において"無機系"の材料が一段と広がりそうだ。

同社は、無機シリーズ用に専用設計された有機無機複合樹脂を、高意匠仕上塗材に適用。アクリルシリコン樹脂に無機成分がリッチに複合され、更にHALS(光安定剤)の導入により有機由来の接着性・柔軟性と、無機由来の高耐候性を高い次元で両立。石材調仕上の意匠性素材で期待耐用年数20~23年を実現した。

今回、この技術を搭載したのは、創作模様仕上塗材「マデストンVM」と、石材調ローラー仕上塗材「グッセラ・GローラーVM」。

マデストンVMは、天然の貝殻や光輝性マイカ、カラーサンドなどの素材を生かして自然な風合いを表現できる仕上塗材。さまざまな器具によってトラバーチンやサンドビーチ、ブラシラインなど立体感のある仕上がりを自在に演出できる。

また、グッセラ・GローラーVMは、ローラー工法による"さざ波模様"が自然石の表情を演出する石材調ローラー仕上塗材のスタンダード製品。意匠性に定評のある両品に無機系の高耐候性が加わったことで商品力が更にアップした。「磁器タイルから湿式仕上への回帰が見られるマンションなどにおいて、高グレードなゾーンでの採用を働きかけていきたい」と熱が入る。