服を着るのと同じように、マスクを着けるのが当たり前になった日常。いっときの品薄は解消され、定番の不織布だけでなくオシャレな布製やユニクロのエアリズムなどバラエティに富んだマスクが並ぶようになった。「今日はどのマスクにしようか」。その日のコーデに合わせてマスクをチョイスするなんて日も近いかもしれない▲こちらも日常の光景になるのだろうか。"フェイスシールド"である。先日、近所のドラッグストアの店頭にフェイスシールドが並んでいるのを見かけた。1枚298円。不織布マスクやアルコールジェルなどの衛生用品の横で、さも当然といった雰囲気で並んでいる。「いよいよあの透明なお面を被って生活する時代になるのか...」。複雑である▲飛沫感染を防ぐため、透明な薄いプラスチックで顔をすっぽりと覆うフェイスシールド。SF映画で見かけるような、どこか近未来的な出で立ちで、日常使いにはどうにも違和感がある。スーツ姿にフェイスシールド...?コーデの難しさはマスクの比ではなさそうだ▲とは言え、それが新たな生活様式なら仕方あるまい。業界的にもここは一つ前のめりになって、「曇り止めスプレー」や「フェイスシールド用ペイント」なんかを商品化しても面白い。明るさや遊び心が渇望されている世の中なのだから(K)