年の瀬が押し迫る中、今年の漢字に「熊」が選ばれた。相次ぐ熊の出没と拡大する被害が社会問題となっていることや、パンダの返還も理由だという▲そこで塗料・塗装業界の今年の漢字について考えてみた。まず思い浮かんだのが「合」だ。今年は大日本塗料による神東塗料の子会社化という大きなニュースにはじまり、年末には海外でアクゾノーベルとアクサルタの対等合併があった。加えて塗料メーカーだけでなく、塗料販売店でも合併や統合といった動きが、今年は目立ったと感じる▲国内市場では特に量より質の重要性が高まっており、収益性や生産性の向上を図って合理化を進める必要がある。そのためには合併や統合が必要との判断が出ていると考えられる▲もう1つ考えると「人」はどうだろうか。製販装すべての業種において、人手不足の問題や人材確保の困難さは深刻となっている。その対策の意味もあって、"人"工知能(AI)という言葉もよく聞いた年だった。AIの活用は会社の規模に関係なく必要な要素となってきている。業務効率にとどまらず、塗装の革新技術につながる活用方法が来年以降に見られることを期待したい▲「合」わさる力と「人」の知恵。これらを生かすことで、来年の景色はもっと彩り豊かになるはず。業界の底力を期待したい(T)