光輝材メーカーのエカルトは、カーボンフットプリント(CFP)に対応したアルミニウムペーストを開発、市場展開を始めた。CFPは、原材料調達から廃棄・リサイクルに至る過程で排出される温室効果ガスをCO2に換算する仕組み。「先行するEUと比べて国内はまだ顕在化した需要ではないが、日本においても避けられないテーマ」と担当者。CFP対応で先行し、市場での存在感を高める狙いだ。
同社では、既に生産におけるエネルギーをグリーン電力に切り替えた他、使用アルミも低炭素アルミに変更。更に次に講じたのが、リサイクルアルミの活用。昨年、リサイクルアルミを使った新ブランド「AL-Ⅱ」を上市した。
CO2削減策として活用したのが、マスバランス方式だ。
一次アルミニウムとリサイクルアルミを原料として混合し、投入したリサイクルアルミの環境負荷低減分を製品に割り当てる。これにより、従来のアルミペーストのCO2排出量8.0 kg CO2/kgを、認証スキームに基づき1.4 kg CO2/kgと大幅に削減した。
現在、「AL-Ⅱ」シリーズでは、無処理タイプの「STAPA METALLUX AL-Ⅱ」で粒径の異なる3種類を展開。更に同じアルミ顔料をベースにシリカ処理を施した「STAPA IL HYDROLAN AL-Ⅱ」も追加し、自動車外装用塗料に適した製品ラインアップを準備した。「従来品の性能を保持した上でサステナビリティを確保したのが当社の強み」と今後の展開に期待感を高めている。


