塗料ディーラーの協立塗料(本社・宮城県石巻市、尾形和昭社長)は、米国製の小型測色機・カラーミューズシリーズの最新バージョン「color muse3」の国内販売を始めた。従来品に比べて測色精度が大幅に向上したことに加え、表面の艶の測定機能を搭載、より実用的な小型測色機としてパワーアップした。現場における測色デバイスのスタンダードとして普及を目指す。
「カラーミューズ」は米国・Valiable.incが開発したモバイル対応型のカラーマッチングツール(測色機=写真①)。国内では協立塗料が輸入販売元となり2018年から販売を始めた。
最大の特徴は、手のひらサイズのデバイスで任意の物や箇所の測色をその場で行える機動性だ。
同品は、現物の色を測色するデバイス(本体)と、色情報をスマートフォン上で表示する無料のアプリからなり(写真②)、測色したいものの表面に本体をあてるとスマートフォンの画面に色情報が表示される(写真③)。現物の色に合わせて塗料を手配したい場合などに重宝する。
例えば塗装工事で壁の色を測る場合、デバイスを壁にあてると日塗工色や塗料メーカー各社の標準色でその色に最も近い色見本画像と色番号が表示され、塗料の色を指定しやすくなる。LabやRGB、CMYK、マンセル値など色の各種指標でも表示できるので、比色を要する場面などでも便利だ。
国内展開を始めてから既に数千台を販売。建築塗装や各種工業塗装の現場で用いられている他、設計、デザイン、アパレルなど色合わせや色決め、測色を必要とする現場で多用され、「小型でどこにでも携行でき、実用的で便利」など、利用者の声が多く寄せられている。
この「カラーミューズシリーズ」に最新版の「color muse3」が新たにラインアップされ、10月から協立塗料が国内販売を始めた。
同「color muse3」の最大の特徴は、表面艶光沢の測定機能がパワーアップしたことだ。前のモデルで寄せられていた艶の測定精度向上への要望にメーカーのValiable.incが応えた。
同品で色を測定した際に示される艶の表記は、①Flat/Matte②Eg-Shell③Satin④Semi-Gloss⑤High-Glossと英語で表示され、それぞれ①艶けし②2~3分艶③5分艶④7分艶⑤艶有りに対応。艶の誤差は艶消しで0.25⊿GU程度(前機種0.5程度)、5分艶で0.7⊿GU程度(同3.2程度)、艶有りで1.5⊿GU程度(同3.3以上)と、前のモデルに比べて艶の測定精度が大幅にアップ、より実用的な測色機となった(⊿GUは光沢度差のことで、値が低いほど艶の測定精度が高い)。
また、肝心の測色精度自体も大幅に向上。初代モデルでは淡彩色で⊿E0.1程度、濃彩色⊿E0.3程度だった測色誤差が、最新機ではそれぞれ⊿E0.05程度と大幅に改善、測色精度の信頼性も高まった。
更に、1回のフル充電で最大スキャン回数1万2,000回(初代3,000回)とバッテリーの充電効率も大きく向上、充電端子もType-Cに変更されより使いやすくなった。
同品の輸入販売事業を担当している協立塗料の尾形昌彦常務は、「以前からご要望の多かった艶の測定機能を大幅に改善したことで、より実践的な測色デバイスになったと思う。建築塗装、工業塗装、設計やデザインのシーンなど幅広い用途において『色』を強みにできるツールとしてご活用いただきたい」とし、携帯型測色ツールのスタンダードにしていきたい意向だ。近日中にカラーミューズアプリに日塗工色見本帳P版のデータが追加予定で、より使いやすい測色機として進化する。
なお、同品の希望小売価格は3万4,500円。
問い合わせは協立塗料本社TEL0225-23-1116
HOME建築物 / インフラ艶(光沢)も測れる小型測色機「color muse3」





