デコラティブペイントを体験した。今号の内装用塗料・塗装特集で取材した塗装会社であるHUSのショールームを訪れた際、取材後に「実際に塗ってみませんか」とのお誘いに乗らせてもらった。デコラティブペイントがどのように出来上がっていくかにも興味があったからだ▲まず使用する刷毛が違った。塗料をつけるブラシ部分が2つ連なる"ダブルヘッドペイントブラシ"を使用し、2色の塗料を同時に塗装する手法だ。2色を同じ模様で塗り、ときには色を重ねることで新たな色合いで表現する▲「まずは私がお手本でやりますから」と田島大輔社長が塗り始めると、みるみるうちに波模様が仕上がる様子は感動すら覚える。そんな"凄技"を見せられたあとでは、「ではやってみましょう」と促されても45cm×60cmの板を前に躊躇してしまった。結局、田島社長の"助け"を受けながら仕上げることができたが、改めてプロの技に感嘆した体験となった▲そんな田島社長は世界的なジュエリーブランドの店舗塗装の際には本国から指名されるほどの職人でもある。田島社長にしか出せない色や模様と評価を受ける▲「季節に合わせて部屋を塗り替える。そんな文化になったら良いですね」―そんな田島社長の言葉を、部屋に飾っている大板を眺めながら思い出す(T)