ローバルは今年8月、業界初となる「1液型水性有機系ジンクリッチペイント」(特許出願中)の基本技術の開発に成功したと発表した。同社は環境配慮と作業効率を両立した次世代防錆工法として2026年度中の製品化を目指している。
開発のポイントとなったのは、施工時に亜鉛末の混合を不要にした1液タイプにした点。本来、液中に高濃度の亜鉛末と水が接触すると水素ガスの発生とともに亜鉛の持つ防食性が失われる。そのため現状、水性ジンク塗料においては、2液・1粉末もしくは1液・1粉末が主流となっている。
そうした技術的課題に対し、同社は10年以上の歳月をかけガス発生抑止技術の開発に注力。亜鉛末の混合作業を不要にした水性1液ジンクの開発に成功した。
1液化によるメリットとしては、混合のための作業時間が不要になる他、計量ミスや混合不良による品質不良などのリスクを免れることができる。また速乾性を有し、1日2工程が可能。更にポットライフが不要になるなど「1液化による利便性は想像以上に多い」(担当者)とコメント。環境対応と実用性を両立した製品として普及に期待している。
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