4月18日(日)、赤坂BLITZの阿密特演唄會に行ってきました。阿密特は台湾、いや、亜州音楽界の天后こと張惠妹(阿妹)の"分身"です。2008年9月のアーメイACTシアタースペシャルライブが阿妹ライブ初体験だったのですが、CDよりもライブの方が断然素晴らしい人がいるんだ!と感動したので、今回も友達と一緒に行ってきました。

全体をしっかり見たかったので後ろの一段高いところに陣取りました。男性ファンも多くてしかも背の高い人が多かったので、前に詰めていたらちみっこの私はちゃんと観れなかったかも。開演まで友達としゃべりながら会場の様子を見ていたのですが、とにかくステージ上がシンプル。特にセットもスクリーンもなくあるのは機材のみ。観客は中華系の方が圧倒的に多くて7割強はいたと思います。この演唄會のためだけに来日した人も多かったようです。まぁ確かに台湾であの距離で観るなんてまずできないでしょうし、それだけの価値のあるライブをしますからねぇ。

そんなことを考えていたらほぼ時間通りにスタート。バンドメンバーやコーラス隊が位置について、後ろからセクシー衣装の阿密特が登場し歌いだすと、シンプルなステージが一気に華やかになります。一瞬にして観客は阿密特にメロメロ。私も我を忘れて最初から蛍光棒ブンブンです。んもーオーラがすごい!そしてとにかく歌がうまいっっっ!なんという安定感。歌っているときの阿密特は神々しくて、ずっと鳥肌立ちっぱなしでした。MCのときはフレンドリーな可愛い人なんですけどね。全体の流れもたぶん日本用(というか赤坂BLITZ用)に作りなおしていて、衣装チェンジもアンコールのときだけ、3時間弱出ずっぱりのとにかく歌を聴かせる構成になっていたので、集中力も切れることなく楽しめました(これのときは衣装チェンジが多くてちょっとダレた)。前回は日本仕様で「ラブ・イズ・オーバー」「愛燦燦」などを歌いましたが、今回は「涙そうそう」「壊れかけのradio」「天城越え」でした。特に「天城越え」の素晴らしさったら!!!この人に歌えない歌はないっ!と確信しました。阿密特としてはまだ曲が少ないので阿妹から曲を借りている体でライブは進み、「so good」や「維多利亞的秘密」なども聴けて嬉しい限り。歌えるところはがっちり一緒に歌いました。今回の演唄會に向けて全然予習してなかったのですが、それでもめちゃくちゃ楽しいライブでした。実は前回のライブ後にCDを買ったのですが、ライブと比べるとちょっともの足りなくてあまり聴いてなかったんですよねぇ。なんたる失態。次回はがっちり予習してもっと一緒に歌うのだ!

その他気になったこと。
●今回のツアーではギターにマーティ・フリードマンを迎えているのですが、阿密特とダブル主演ですか?ってくらい前に出てました。日本公演だったからかな?でも阿密特はそれに負けてないんですよねぇ。さすが...。
●肩がとがってるー。『THIS IS IT』でのMJの発言によるものなのか、肩を意識するアーティストが増えている気がする。。。そして胸元のざっくり(という言葉では足りないくらい)開いた衣装がセクシーすぎてドキドキ。きゃーん。
●今回はMCが全編中国語でした。前回はもうちょっと日本語を話していたような...。意識して聞き取りやすい簡単な中国語をしゃべっていたような気もするのですが、私のレベルだと多く見積もっても2割くらいしか分からないのでちょっと残念。
●台語の曲あったかな?(記憶が...)「好膽イ尓就來」聴きたかったなー。
●観客がめちゃめちゃ阿密特に話しかける!しかもしっかり阿密特も応える!フレンドリー。
●後方だと全体を見やすいけど、周りのノリがイマイチ。写真撮影禁止なのに撮ってる人も多かったなー。注意に回る人もなし。うーむ。次回もライブハウスだったらかぶりつき目指して前に詰めよう。

前回も思いましたが、圧倒的な歌のうまさと観客を惹きつける存在感はすごい。ジャッキー・チュン(張学友)やイーソン・チャン(陳奕迅)にも同じものを感じましたが、すごすぎて恐ろしいくらいです。ほとんどの日本人が阿妹のことを知らないなんて、ほんとにもったいない。ちょっとチケットは高いですが、絶対観てよかったと思えるライブをする人なので、次回こそもっと多くの日本人に観てほしいです。あるかどうか分からないですけど、またやってくれると信じています!