私事で恐縮ながら、家庭の話を少し。先週末、娘の部屋の壁を塗り替えることになった。それまでの淡いピンクの壁は「子供っぽくてイヤ」だそうで、「もっと大人の雰囲気が漂う」部屋にしてほしいとのリクエスト。中学3年生、ちょっと色気づいてきたらしい▲ならばと、女子の部屋には少し渋すぎるかなと思いながら、抹茶のような緑を選んでみた。こちらも色に関しては素人。1歩間違えば「大人の雰囲気」が「親父臭い佇まい」にすり替わる危険性もあったが、どうせ自分の部屋じゃなし、エイヤッとローラーを転がした...▲話は飛んで、海外のペイントの壁がカッコよく見えるのは、枠や回り縁に秘密があると勝手に思っている。やはりペイントされたそれらの部材とのコントラストが壁をより引き立てているとの解釈。それに倣い、今回は回り縁と枠をグレー、ついでにドアも弁柄のような、やはり渋い色で塗ってみた▲とは言え、素人による色の組み合わせ。これも1歩間違うと「残念な部屋」になる危険性をはらんでいたが、「なんだか外国の部屋みたい!」と嬉しいコメント。結果オーライ、何とか誤魔化せたようである▲「お父さんの下着とは一緒に洗濯しないで」と言いそうな年頃との微妙な壁。ペイン