入居した賃貸住宅の大家さんの了解をとって内装をDIYリノベーションした。ペイントや漆喰、アンティークレンガ調の壁紙などを駆使して、ブルックリンスタイルのかっこいい部屋に変身。それを見た大家さんから「別の物件もやってくれない?」と頼まれたのがこの仕事を始めたきっかけだ▲橋場まやさんという女性DIYerを取材した。賃貸住宅のオーナーから空室の解消に向けた内装のリノベーションの依頼が多数寄せられ、趣味で続けていたDIYが仕事になってきたという人。橋場さんが手掛けた物件は、空室がすぐに埋まるだけでなく、近隣相場よりも高い賃料で客付けできるとして評判、仕事は増える一方だ▲「色や質感、表情など思いのままの表現を可能にしてくれる」とペイントを多用している橋場さん。大胆なアクセントカラー、錆や古さを表現するエージング、グラフィカルなステンシルなどのペイントテクニックで、一般的なビニールクロスの部屋との圧倒的な違いを演出、入居や賃料アップにつなげている▲空き家率が既に20%を超え、その加速が確実視されている賃貸住宅。今後ますます難しくなる入居者の確保に向けて、これまでおざなりにされてきたインテリアデザインにスポットが当たるのは間違いない。内装塗料の市場開拓に向け猛アプローチしなければ(K)