先週、各地域の工業塗装組合の青年部が集まる全国ジュニア大会が京都の地で開催された。毎年この時期の恒例行事だったが、コロナ禍の影響で3年ぶりに行われたとあって、懐かしんだり近況報告したり、楽しげに会話する参加者の姿が見られた▲今回は全国から約60名が参集した。関西地区のメンバーがホスト役となって、講演会を企画し懇親会の席では舞妓さんの華やかな演舞があったり、だんじり囃子の迫力を体感したりと大いに盛り上げた。沸き返るその様子を見ながら、少し感慨深く感じてしまった▲かつて関西の青年部が発足するきっかけに関わることができたからだ。今から約10年前、当時関西では若手の交流は活発ではなかった。そんなとき、青年部の活動に興味があった大阪の3人が、各地区のメンバーと会う機会を設けさせてもらった。実はその3人自身も会うのはその日が最初。互いに抱える思いや悩みに違いはなく、お酒を酌み交わしながらすぐに親交を結ぶこととなった▲それから約10年が経ち、3人からスタートした組合は、今では全国大会を迎える体制にまで成長している。更に当日は次の世代となる"ジュニア"たちが会を進行し場を盛り上げる姿も見られた▲来年は九州に場所を移し、どんなストーリーが見られるのか。とても楽しみである(T)